米上場企業のBitMine Immersion Technologies(BitMine)は、イーサリアム(ETH)の保有量を595万6378ETHに積み増した。保有分の約85%をステーキングに充てており、現在の利回り水準が続けば年間約3億3400万ドルの収益を見込むとしている。
BitMineの発表とCointelegraphの報道によると、同社は先週、2万7180ETHを追加購入した。保有量はイーサリアムの総供給量約1億2200万ETHの4.9%に相当する。
1ETH=2513ドルで評価すると、保有するイーサリアムの価値は約150億ドルとなる。現金やBitcoin、その他の投資資産を含む総資産は約158億ドルとしている。
このうちステーキングに回しているのは506万7309ETHで、保有量全体の約85%を占める。
BitMineは、直近7日間のステーキング利回り2.62%を単純に年率換算した場合、年間約3億3400万ドルの収益が見込めると説明した。ただし、実際の収益はネットワーク報酬率やETH価格の変動に左右される可能性がある。
同社は2026年、機関投資家向けステーキングプラットフォーム「MAVAN」を稼働。単なる値上がり益狙いではなく、保有資産を継続的な収益源として活用する戦略を強化している。前四半期には、ステーキング・バリデーター事業で4570万ドルの売上高を計上し、全売上高の約98%を占めた。
長期目標として掲げるのは、イーサリアム供給量の5%確保を目指す「Alchemy of 5%」戦略だ。足元では保有比率が4.9%まで上昇し、目標圏に近づいている。
一方、企業として世界最大のBitcoin保有量を持つStrategyは、直近2週間にわたりBTCの追加購入を見送っており、優先株「STRC」の償還に資金を振り向けている。BitMineがETHの積み増しとステーキング拡大を同時に進めるなか、暗号資産を財務戦略に組み込む企業の運用方針には違いが鮮明になっている。