Kakaoは9月15日、北米版KakaoTalkに、現地の韓国系利用者向けの生活情報サービス「地域ニュース」を導入したと発表した。アプリ内で地域の店舗情報や在外公館のお知らせ、コミュニティ情報をまとめて確認できるようにする。
「地域ニュース」は、北米版KakaoTalkの第3タブで提供する。利用者は別のアプリを追加でインストールすることなく、地域ごとの韓国系店舗の情報、在外公館からのお知らせ、現地利用者が運営するオープンチャットの情報にアクセスできる。
柱の一つとなるのが、地域商圏に関する情報だ。北米各地の韓国系店舗が運営するKakaoTalkチャンネルを集約し、商品情報や割引、イベント情報をチャンネル上で確認できるようにした。一部チャンネルでは、KakaoTalkのメッセージを通じて店舗に直接問い合わせることもできるという。
事業者側にとっては、既存のKakaoTalkチャンネルを現地向けの販促手段として活用できる。チャンネルのメッセージ機能やニュース機能を使って店舗情報を発信でき、推薦チャンネルに選ばれた場合は「地域ニュース」のメイン画面にも表示される。
公共情報の提供も強化する。Kakaoは9月14日、韓国外務省と北米地域での海外安全・領事関連情報やその他のお知らせを提供するための業務協約(MOU)を締結した。これにより、北米の在外公館が発信する海外安全情報や領事業務に関する案内を「地域ニュース」で配信する。
地域コミュニティ機能では、オープンチャットを活用する。経済、育児、趣味などテーマ別のオープンチャットルームにつなぎ、北米の韓国系利用者が生活情報を交換したり、関心分野を軸に交流したりできるようにした。
Kakaoは今回の取り組みを、北米で進めるKakaoTalk事業拡大の一環と位置付けている。2025年4月には、北米でメッセージ広告やディスプレイ広告などKakaoTalkの広告商品の提供を始めていた。
海外での広告展開も広げる。Kakaoは10月1日、日本でもKakaoTalk広告を正式に開始する予定だ。
Kakaoは「地域ニュースは、北米の韓国系利用者がKakaoTalkの中で生活に必要な情報を探し、現地事業者とより簡単につながれるようにするためのサービスだ」と説明。「今後も海外利用者の生活に根差したサービスを発掘し、KakaoTalkのグローバルでの利用価値を高めていく」とコメントした。