Socarは15日、呼び出しから1時間以内に指定場所へ車両を届ける「今すぐ配送」の提供エリアをソウル全域に拡大すると発表した。
このサービスは、利用者がアプリで現在地周辺の車両を選ぶと、Socarが指定場所まで直接車両を届ける仕組み。車両選択後、5分以内に配車が確定しない場合は予約を自動キャンセルとし、キャンセル手数料はかからない。
交通規制などで配送が遅れた場合は、補償としてクレジットを付与し、返却時間も自動で延長する。Socarはこのサービスを2018年から運営している。
同社によると、平日の移動は短時間・片道利用が中心になりやすく、決まった時刻に合わせて出発する必要もある。一方で、車を借りるためにSocarゾーンまで移動しなければならない負担があった。
こうした利用実態を踏まえ、同社は車両の受け取りや返却、継続利用の仕組みを見直したとしている。
あわせて、平日の移動利便性を高める料金施策も維持・拡大する。午後6時から翌日午前10時まで利用できる「退勤・出勤」プランは、物価動向にかかわらず平日1万5900ウォンの定額を維持する。
4時間以上の片道利用に適用する片道料金は50%割引とする。退勤時に借りて帰宅し、翌日の出勤まで返却せずに利用できるほか、自宅近くで借りて目的地近くで返却する片道利用にも対応する。
Socarのアン・ドンファ カーシェアリング本部長は「旅行や週末の長距離移動にとどまらず、出退勤のような日常の移動でもカーシェアリングが自然に定着するよう、利便性を継続的に高めていく」とコメントした。さらに「車が必要なあらゆる場面で、気軽にすぐ使えるサービスを目指す」と述べた。
一方、Socarはソウル市内バスのストライキが16日の始発から実施される事態に備えた対策も用意した。最短30分から最長16時間まで、中型以下の車両を利用できるよう、レンタル料金を65%割引くクーポンを配布する方針だ。
対象地域と車種は、ストライキの進行状況や地域ごとの車両供給状況に応じて調整する計画。ソウル市内交通に占めるバスの分担率が約20%であることを踏まえ、代替交通手段が限られる市民の移動負担を軽減する狙いだと説明している。