画像=ClosetNine

女性アパレルブランド「ClosetNine」は、Cafe24の広告運用支援サービス「PROマーケティング」の導入から5カ月で、売上が導入前の約6倍に拡大した。広告費用対効果を示すROASも700%台を維持しており、1人で運営するECサイトにありがちな広告業務の負担軽減にもつながった。

ClosetNineは、キム・ミンジュ代表が2013年に立ち上げた個人運営のネットショップ。商品企画や仕入れ、撮影、顧客対応までを代表1人で担ってきた。

主な顧客層は30〜40代の女性。育児と通勤を両立する層から専業主婦までを想定し、動きやすさときちんとした印象を兼ね備え、フォーマルな場面にも対応できる服を提案している。

キム代表は、「“きれいだね”と言ってもらえる服だけを、適正な価格で届けることが基本方針だ」と説明する。この基準を10年以上維持できた背景については、インターネット通販の黎明期にMDとして経験を積んだことを挙げた。オープンマーケットから個人運営の店舗へと市場が移る時期に、雑貨や女性アパレルのショップ運営に携わり、商品を見る目を養ってきたという。

一方で、広告運用は長く後回しになっていた。商品企画や仕入れの経験はあっても、広告は性質の異なる業務だったためだ。

どの商品を広告に載せるかを決め、素材を用意し、成果を見ながら差し替える作業を1人でこなすのは容易ではない。撮影や顧客対応だけでも日々の時間は限られ、広告費を投じても十分な効果が得られるか判断しにくい点も負担になっていた。

こうした課題を受け、キム代表は広告商品の選定や成果分析を任せる目的でPROマーケティングを採用した。Cafe24によると、同サービスは業種データを基に広告対象の商品や戦略を設計し、商品画像があれば広告クリエイティブも制作する。成果の低い素材は自動で差し替える仕組みだ。

広告実務を外部に委託できるだけでなく、成果に応じて費用が発生する仕組みのため、あらかじめ大きな予算を固定する負担も抑えられたとしている。

効果は導入直後から表れた。キム代表は「費用対効果がいちばん心配だったが、初週の数値を見て確認できた」と話した。

導入3カ月で売上は導入前比で227%増、購入件数は約4倍に伸びた。その後も成長は続き、導入5カ月時点では売上が導入前の約6倍、ROASは700%台を維持している。

数値面の成果に加え、大きく変わったのが時間の使い方だ。キム代表は「これまで広告に割いていた時間を、新商品の撮影やSNSでのコミュニケーションに充てられるようになった」と語る。

個人運営のネットショップでは、広告の外部委託によって成果改善だけでなく、代表が本来注力すべき業務に戻る時間を確保できる点も大きいという。

同社は、ブランドの方向性を改めて定めていた時期に広告運用を外部化した判断も、売上拡大を後押ししたとみている。新商品の投入やブランドの雰囲気づくりに代表が集中できたことで、SNSでの反応の幅も広がったとしている。

キム代表は、こうして確保した時間を生かし、事業拡大の準備を進めている。ClosetNineでは、30〜40代向けに加え、50〜60代までを含む商品ラインアップも計画している。

キム代表は「健康的で美しい40代を目指すことが自分自身の目標であり、ClosetNineが目指す方向でもある。ClosetNineと一緒に健やかに成長していきたい」と述べた。

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