写真=XRP

XRPのオプション市場で、今週の大きな値動きを見込む動きが強まっている。Coinbase Marketsは14日(現地時間)、オプション市場が織り込むXRPの7日間の想定変動幅が約7.7%に達し、過去中央値ベースの週間変動幅である約5%を大きく上回っていると明らかにした。主要暗号資産の中でも、過去の値動きに対する上振れ幅はXRPが最も大きいという。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが報じた。Coinbase Marketsは、各暗号資産について、オプション市場が示す7日間の想定変動幅と、過去中央値ベースの通常の週間変動幅を比較。その結果、XRPの乖離が最も大きかったとしている。

数値で見ると、XRPの7日間の想定変動幅は、過去中央値ベースの週間変動幅の1.54倍だった。同じ基準では、ビットコインが1.50倍、イーサリアムが1.45倍、Solanaが1.15倍。Coinbase Marketsは、XRPについて「過去の推移に比べ最も高く価格付けされている一方、Solanaは最も低い」と説明した。

Coinbase Marketsによれば、XRPの過去中央値ベースの絶対的な7日間の変動幅は約5%だが、足元でオプション市場が織り込む想定変動幅は約7.7%に達している。この試算は、アット・ザ・マネー(ATM)オプションに反映されたインプライド・ボラティリティを基に算出した。Coinbaseは、これを7日ベースのおおよその1標準偏差の値動きとして示している。

XRPの価格が約1.43ドルで推移していることを踏まえると、7.7%の変動幅は上下それぞれ約0.11ドルに相当する。つまり、オプショントレーダーは向こう7日間で、通常より大きな値動きが起きる可能性を見込み、相対的に高いオプション料を支払っていることになる。

もっとも、高いインプライド・ボラティリティは必ずしも上昇方向を意味しない。コールオプション需要による上放れ期待を映す可能性はある一方で、ヘッジや投機目的で値幅そのものに備える動きが強まっているとも解釈できる。

今後の焦点は、実際の価格変動が市場の織り込みに見合うかどうかだ。オプションの買い手は、高めのプレミアムを正当化できるだけの実現ボラティリティが伴わなければ収益を確保しにくい。XRPの週間変動が通常並みの約5%にとどまれば、現在のオプション価格は割高と受け止められる可能性がある。逆に、通常のレンジを明確に上回る値動きとなれば、足元のボラティリティ水準は正当化されやすい。

現物価格の動きも足元では強い。XRPは現在約1.43ドルで取引されており、直近24時間で6%超上昇した。過去30日では約43.85%、過去90日では約15.95%それぞれ上昇している。

こうした状況を踏まえると、XRPのオプション市場では方向感そのものより、短期的な値幅拡大への警戒が強まっているといえそうだ。今週、実際の値動きが市場の織り込みである約7.7%に達するかどうかが、短期的な注目点となる。

キーワード

#XRP #Coinbase #オプション市場 #暗号資産 #インプライド・ボラティリティ
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.