Huaweiは、人工知能(AI)ネットワーク向け光技術としてNPO(near-packaged optics)の標準化を進める。中国・深センで開催された中国国際光電子博覧会(CIOE)で毎秒7.2テラビット(Tbps)のNPOモジュールを公開し、次世代のSuperPOD AIシステムに搭載する計画を明らかにした。高コストで保守負担も大きいCPO(co-packaged optics)に代わる有力な選択肢として訴求する。
同社はNPOを、既存の着脱式光モジュールを置き換えつつ、CPOが抱えるコストや保守面の課題も抑えられる方式と位置付ける。
CIOEは9〜11日に深センで開かれた。Huaweiが披露したNPOは、光エンジンをスイッチASICにできるだけ近接配置しながら、別パッケージとしてメインボードに実装する構成を採る。
従来の着脱式光モジュールは、信号を整形するDSP(デジタル信号処理装置)を内蔵する。このため高速化に伴って消費電力と発熱が増えやすい。AIインフラでは接続速度が800Gbpsから1.6Tbpsへと高まる流れにあり、Huaweiはこうした課題が今後さらに大きくなるとみている。
一方、CPOは光エンジンをスイッチASICと同一基板上に実装することで、遅延と消費電力を一段と抑えられる方式だ。ただ、Huaweiはこの方式について、パッケージングのコストが高く、データセンターで光エンジンが故障した際の交換も難しいと指摘する。
同社は「NPOはCPOより技術的な成熟度が高く、量産と保守がしやすい」とし、「現時点で最も実用的な選択肢だ」と強調した。