Emiratesが航空券購入で暗号資産決済に対応 写真=Emirates

Emiratesは、公式サイトとモバイルアプリでCrypto.com Payを使った暗号資産決済に対応した。対象はアラブ首長国連邦(UAE)在住のCrypto.comユーザーで、SHIBを含む30銘柄で航空券を購入できるようになった。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、Emiratesは30日(現地時間)、自社サイトとモバイルアプリでCrypto.com Payによる航空券決済を開始したと発表した。

対応するのはSHIBのほか、ビットコイン、イーサリアム、XRP、カルダノ、ドージコイン、USDT、USDC、ライトコイン(LTC)、チェーンリンク(LINK)など計30銘柄。利用できるのは、現在Crypto.comのアカウントを持つUAE在住の対象ユーザーに限られる。

決済の対象となるのは、料金がUAEディルハム(AED)建てで表示・精算される予約。利用者は決済画面でCrypto.com Payを選択し、Crypto.comの決済処理を通じて対応する暗号資産で支払う仕組みだ。

今回の対応は、SHIBの決済用途拡大の一例として注目される。ミームコインとして知られるSHIBだが、決済対応の広がりを通じて実需の裾野を広げている。Emiratesとの連携は、ドバイが進めるデジタル金融振興の流れにも重なる。

ドバイは「D33経済アジェンダ」の下でキャッシュレス経済戦略を推進しており、デジタル決済技術の普及や、ブロックチェーン、暗号資産の導入拡大を中核施策に据えている。

こうした中、SHIBは8月1日に公開から6周年を迎える。SHIBは2020年8月1日、匿名の開発者であるRyoshiらによって公開され、当初は単一トークンのプロジェクトとして始まった。

その後は、複数トークン、分散型取引所のShibaSwap、非代替性トークン(NFT)、レイヤー2ブロックチェーンのShibariumを備えるエコシステムへと拡大してきた。

エコシステム規模も拡大している。2023年8月にローンチしたShibariumは、これまでに1831万ブロックを生成し、15億6000万件超の取引を処理した。接続ウォレットアドレス数は2億6992万件超、SHIBのオンチェーン保有者数は約167万人とされる。

一方で、価格はなお低水準にとどまる。SHIBはローンチ後に大きく上昇した時期があったものの、足元の価格は0.000004600ドルで、過去最高値(ATH)の0.00008845ドルを約94.8%下回る。

今回のEmiratesによる決済対応は、価格動向とは別に、SHIBが実際の消費に結び付く決済手段として採用範囲を広げていることを示した。航空券のような実需に直結する支払い手段に組み込まれたことで、SHIBの商用利用は一段と広がった。

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