写真=DSRV

DSRVは7月30日、Samsung Fireと最大2000万ドル(約30億円)のデジタル資産保険を契約したと発表した。受託資産の事故に備え、機関投資家向けカストディ体制の強化を図る。

補償対象は、火災や地震、水害などの災害に加え、外部からの侵入による盗難でデジタル資産の保管媒体が損傷・消失し、秘密鍵を失った場合に生じる損害。DSRVは、デジタル資産事業者(VASP)として保管・管理する顧客の受託資産を保護する目的で今回の契約を結んだとしている。

補償限度額は、DSRVがすでに加入している義務保険を上回る水準となる。DSRVは、国内のデジタル資産業界でも最高水準の補償規模だと説明している。

同社は、法人によるデジタル資産市場への参加が段階的に認められつつあり、ステーブルコインを巡る立法議論も続くなか、投資会社やETF運用会社など機関投資家による受託需要が増えると見込む。

金融当局が法人によるデジタル資産取得に当たり、第三者への委託保管を勧告していることもあり、機関顧客向けカストディにおける安全性と補償体制の重要性は一段と高まっているという。

DSRVのオ・ユリ法令順守監視人は「今回の契約は、万一の場合でも顧客資産を安全に守るための決定だ」とコメント。「機関顧客が信頼できるインフラ環境を構築していく」と述べた。

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