HBO Maxは28日(現地時間)、縦型ショート動画フィードとAIを活用した対話型検索機能を、米国の一部ユーザー向けに試験導入した。膨大な配信作品の中から、見たい映画やテレビ番組を探しやすくする狙いがある。米TechCrunchが報じた。
新たに追加した「Shorts」タブでは、予告編やシーンクリップ、特典映像などを縦型フィードで表示する。表示内容は視聴履歴に基づいて最適化され、ユーザーの好みに合った動画を推薦する仕組みだ。気になった動画からは、そのまま対象作品の再生に進めるほか、「後で見る」リストに保存することもできる。
クリップの選定にはAIも活用する。シーン単位のメタデータを扱うAIツールが、数千時間分の映画やテレビ番組を分析し、作品探しに適した場面を抽出。その上で、HBO Maxの編集チームが最終的なクリップを選ぶ。
縦型ショート動画フィードは、まず米国の一部iOSユーザーを対象に提供する。今後は対応デバイスと提供地域を順次拡大する計画だ。短尺の縦型クリップを使った導線強化は、Netflix、Disney+、Peacockでも進んでいる。
同時に公開した対話型検索機能は、自然言語理解を基に映画やテレビ番組を推薦する。ユーザーは「コメディーが見たい気分」「問題だらけの家族ドラマ」「友人と一緒に見るのに向いた映画」といった自然言語で検索できる。
この機能は、まず米国の一部Androidユーザー向けに試験提供する。HBO Maxは今後、こちらも対応デバイスと提供地域を広げる方針だ。Netflixは昨年、類似のAI検索機能を投入しており、AmazonもFire TVで、映画やテレビ番組に関する自然文の質問に答えるAI音声検索を提供している。