暗号資産XRPの取引所保有量が減少している。Upbitの保有量は約64億3000万枚と2カ月ぶりの低水準に落ち込み、Binanceでも減少が確認された。価格面ではXRPが1.08ドルまで下落しており、市場では1.05ドルの支持線を維持できるかが焦点となっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは25日、XRPの流出が続いたことで、Upbitの保有量が5月以降で最も低い水準を記録したと報じた。
現在のUpbitのXRP保有量は約64億3000万枚。5月30日に記録した直近高値の約65億1500万枚から約8500万枚減少した。それでも主要取引所の中では最も多く、Binanceの約2.47倍を保有している。
Binanceの保有量も減少した。24日時点の保有量は約26億枚で、年初来高値だった3月17日の約28億枚から約2億枚減った。減少率は7.1%となる。
一方、Bithumbは異なる動きを見せた。現在の保有量は約18億3000万枚で、5月30日時点の水準に近い。
取引所ごとの動きには差が出ている。Upbitは数カ月ぶりの低水準に低下し、Binanceも3月の高値を下回る水準にある半面、Bithumbは5月末の水準をおおむね維持している。
ただ、保有量の減少だけで資金の移動先を特定することはできない。このデータだけでは、保有者が自己管理ウォレットに移したのか、他の取引所へ移したのか、あるいは別の経路で動かしたのかまでは判別しにくいという。
価格も軟調だ。XRPは先週、一時1.08ドルまで下落し、過去最高値を約7割下回る水準となった。21日に付けた直近の戻り高値1.16ドルを維持できず、売り圧力が再び強まった可能性がある。
その後もXRPは日足ベースで3日続落となり、4日続落となる可能性も残っている。
買いの勢いも鈍っている。日足の相対力指数(RSI)は22日に56.78まで上昇した後、低下基調が続き、足元では45.18前後で推移している。上昇モメンタムの鈍化を示す動きといえる。
売り優勢の地合いが続けば、XRPは13日の安値に近い1.05ドルを再び試す可能性がある。
また、XRPは2025年7月以降、下降チャネル内で推移しているという。このパターンが続けば、チャネル下限にあたる0.8〜0.9ドルまで下押しする可能性があるとした。
0.8〜0.9ドル帯は、下値支持線として機能するかどうかが今後の焦点となる可能性がある。
UpbitとBinanceでXRP保有量の減少が続き、価格も軟調に推移する中、市場の関心は取引所間の資金移動の行方と、1.05ドルの支持線を維持できるかに移っている。