XRPは日足ベースで下落チャネル内の値動きが続いており、0.8〜0.9ドル帯が今回の下落局面の底打ち候補になるとの見方が出ている。相場の焦点は、チャネル下限に当たる0.84ドル前後で下値を支えられるかどうかにある。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が7月25日(現地時間)に報じたところによると、市場の一部ではXRPがチャネル下限付近まで下押しする可能性が指摘されている。
注目点は、反発に先立ってなお一段安となるかどうかだ。XRPは2025年7月に付けた過去最高値(ATH)の3.6ドル以降、高値と安値を切り下げる展開が続いており、足元では高値から約70%下落した水準で推移している。
テクニカル面では、2025年7月以降に明確な下落チャネルを形成した。一般にこのパターンでは、上側のトレンドラインが抵抗線、下側が支持線として機能しやすい。価格がこのレンジ内で推移する限り、上側トレンドラインを明確に上抜けるまでは下落基調が続きやすいとされる。
XRPはチャネル形成後、これまでに2度上抜けを試したが、いずれも失敗した。1回目は2025年10月初旬で、価格は3.10ドルまで上昇したものの、上側トレンドラインと重なる水準で反落。その後、10月10日の相場急落局面では1.27ドルまで下げた。2026年1月の戻り局面でも2.41ドルまで持ち直したが、再び上側トレンドライン近辺で押し戻され、同年2月初旬には1.1ドルまで下落した。
一方、チャネル下限では買いが繰り返し入っている。2026年2月初旬の安値圏では買い手が下値を支え、その後の5カ月間はチャネル中央付近でもみ合う展開となった。直近では3.6ドルの高値から下落した後、再び下側トレンドライン方向へ水準を切り下げている。
このため、相場全体の売り圧力が再び強まれば、XRPはチャネル下限を試す展開となる可能性がある。下値メドとして意識されているのは0.8〜0.9ドル帯で、具体的には0.84ドルが挙げられている。これは足元の1.11ドルに対して約20%低い水準で、3.6ドルの高値からみると75%下落に相当する。
焦点は、この水準で買いが再び下値を支えられるかどうかだ。0.8ドル台が今回の下落トレンドの底になるとの見方もあり、このゾーンから反発すれば、チャネル上限の上抜けを経て2ドル台の回復を試す展開も想定される。
市場ではチャート分析家のChart NerdとCasi Tradesも同様の水準に注目しており、そろって0.8ドル台を底値候補として挙げている。当面は、チャネル下限の支持を維持できるかが最大のポイントになる。下値を保てれば下落トレンド終了への期待が高まる一方、割り込めば追加の下押し圧力が強まる可能性がある。