Shiba Inu(SHIB)のリード・アンバサダーを務めるシトシ・クサマ氏が、5月13日以降X(旧Twitter)の更新を止めている。発信停止が続くなか、コミュニティでは次の発表や動向への関心が高まっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが26日(現地時間)に報じたところによると、クサマ氏は5月13日以降、新規投稿を行っていない。他ユーザーの投稿への反応も確認されておらず、X上での発信は止まったままだ。
クサマ氏が長期間にわたって表立った発信を控えるのは今回が初めてではない。2025年末から2026年にかけても、ソーシャルメディアでの活動を大きく減らした時期があった。
もっとも、過去にはこうした沈黙の後に新プロジェクトやエコシステム関連の情報が明らかになった例もある。このためコミュニティでは、今回の空白期間についても何らかの発表準備ではないかとの見方が出ている。ただ、重大発表が近いことを示す具体的な材料は確認されていない。
背景として取り沙汰されているのが、クサマ氏がこれまで言及してきた開発案件だ。同氏は1月、発信が減っている理由について「何かを作っている」と説明し、独自のAIプロジェクトを進めていることを明らかにしていた。
クサマ氏はこれまで、XをShiba Inuコミュニティとの主要なコミュニケーション手段として活用してきた。プロフィール文や所在地表示の変更を通じて示唆を発したほか、ライブ配信で開発方針や自身の考えを共有してきた経緯がある。
足元では、コミュニティはクサマ氏の直接発言に代わる材料として、エコシステム貢献者の動向やオンチェーンデータを注視している。中心人物の公開発信が止まるなか、参加者の活動やブロックチェーン上のデータが、プロジェクトの変化を見極める主な判断材料となっている。
一方、SHIBのトークン焼却はクサマ氏の沈黙とは別に続いている。Shibburnの集計によると、直近24時間の焼却量は約715万SHIBで、前日比66%増だった。直近7日間の焼却量は6058万SHIB、直近30日間の累計は2億8861万SHIBとなっている。
月間ベースでは、Robinhoodによる焼却が最も多かったとされる。Robinhoodは106件の取引を通じて、1億5279万2823SHIBをデッドウォレットに送金した。
累計の焼却量は、これまで21万280件の取引を通じて約410兆8404億SHIBに達した。このうち大半は、2021年5月にEthereum共同創業者のビタリック・ブテリン氏が実施した約410兆SHIBの焼却が占める。
Shiba Inuのエコシステムでは今後、クサマ氏の発信再開時期に加え、コミュニティ主導の焼却がトークン動向にどのようなシグナルを与えるのかに注目が集まりそうだ。