Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏が、自身の純資産減少を受けて「元トリリオネア」と投稿し、話題を呼んでいる。これにBinanceの共同創業者であるチャンポン・ジャオ氏(CZ)が「pre-rich」とコメントし、暗号資産コミュニティでミームとして広がった。
ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Musk氏は25日(現地時間)、純資産が1兆ドルを下回ったことを踏まえ、ソーシャルメディアに「Former Trillionaire」と投稿した。これに対し、ジャオ氏は「New definition of pre-rich.」と反応した。
「pre-rich」は一般に、まだ富裕層ではない人を指す表現とされる。ジャオ氏はこの言葉を世界有数の富豪であるMusk氏に重ねることで、皮肉交じりのユーモアを示した格好だ。
このやり取りを受け、暗号資産コミュニティでは「数千億ドル規模の資産を持つ人物をpre-richと呼ぶのか」といった反応が相次いだ。関心は資産減少そのものよりも、2人の軽妙な応酬に集まった。
Musk氏の純資産減少は、直近のSpaceXの企業価値低下と重なっている。Musk氏はなお世界有数の富豪の地位を維持しているが、資産の大半がSpaceXの持ち分に連動しているため、企業価値の変動が個人資産に直接影響したとみられている。
Musk氏については、過去にも1000億ドル超の資産減少が報じられた際、オンライン上で大きな反響を呼んだ。ただ、本人は深刻に受け止めるというより、冗談交じりに受け流す姿勢を見せてきた。
今回も、Musk氏の「元トリリオネア」という自虐的な投稿に、ジャオ氏の「pre-rich」という一言が重なり、巨額の資産変動さえユーモアやミームの題材として消費されるネット文化が改めて注目された。
市場では、Musk氏個人の資産増減以上に、SpaceXの企業価値の行方に関心が集まっている。資産の大半が同社持ち分に支えられている以上、今後「トリリオネア」に再び近づけるかどうかも、SpaceXの企業価値次第との見方が出ている。