NPRは6月30日(現地時間)、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが予測市場企業Kalshiの買収を協議したものの、交渉がまとまらず、その後は自社の予測市場アプリ「Arena」の開発に軸足を移したと報じた。
報道は、この件に詳しい関係者3人の話として伝えた。
それによると、ザッカーバーグCEOは昨年、Kalshiのタレク・マンスールCEOと会い、買収について協議した。ただ、マンスール氏が売却に応じなかったことに加え、Meta側もKalshiを巡る法的・倫理面の問題を懸念していたため、交渉は進展しなかったという。
その後、ザッカーバーグCEOは社内で「Arena」の開発チームを立ち上げた。NPRが確認した社内文書によれば、Arenaは利用者が将来の出来事を予測する仕組みを備え、現金ではなく仮想マネーを用いる。設問の作成や結果判定はMetaのAIが担うという。
KalshiとMetaの両社は、買収交渉に関する問い合わせに対し、具体的なコメントを控えた。
今回の動きは、Metaがこれまで取ってきた戦略を改めて想起させるものでもある。
米連邦取引委員会(FTC)は昨年の裁判で、Metaが有望な新興企業を買収し、買収できない場合は類似サービスを投入することで競争相手を封じ込める、いわゆる「買収か模倣か」の戦略を採ってきたと主張していた。
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