LG Uplusは7月1日、ESGの主要実績をまとめた「2025年サステナビリティ報告書」を公表した。4つの重要課題を韓国サステナビリティ基準委員会(KSSB)の開示基準に沿って再編し、情報保護やネットワーク品質、エネルギー転換、AI活用に関する取り組みを整理した。
報告書では、マテリアリティ評価を踏まえて定めた4つのESG重要課題を、KSSBが示す「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標・目標」の枠組みに沿って再構成した。対象となる重要課題は、(1)情報セキュリティと個人情報保護の強化(2)通信サービスの安定性とネットワーク品質の向上(3)エネルギー使用量の削減と再生可能エネルギーへの転換拡大(4)AI技術革新による顧客満足度と社会的価値の向上――の4点だ。
今回はデジタル包摂に関するページも新設した。デジタル面で取り残されやすい層のニーズを「アクセシビリティ」「能力」「保護」の3領域に分け、各領域の取り組み成果を開示している。
環境分野では、気候変動対応とエネルギー転換の実績を盛り込んだ。CDPの評価では「リーダーシップA」を獲得し、カーボンマネジメント・オナーズクラブにも選定された。さらに、SBTiからカーボンニュートラル目標の承認も取得した。
社会分野では、顧客満足、利用者保護、情報保護に関する成果を示した。2025年の韓国の国家顧客満足度(NCSI)では移動通信サービス部門で1位を記録。放送メディア通信委員会の利用者保護業務評価では「非常に優秀」の等級を得た。情報保護に関する国際標準のISO認証4種も維持している。
ガバナンス分野では、取締役会議長に社外取締役を選任したほか、取締役会に占める女性比率を引き上げるなど、独立性と多様性を強化した。AIを軸とした事業構造の高度化による収益性の改善や、中長期的な企業価値向上策も盛り込んだ。
同社はAIを活用した相談対応システムを導入し、対応品質の標準化と、問い合わせ内容に応じた個別対応の強化を進めている。顧客体験全体の満足度を示す顧客ジャーニー推奨指数(j-NPS)は、2023年の22点から2025年には31点へ上昇した。
LG Uplusで対外協力を担当するパク・ギョンジュン常務は「ESG開示の信頼性と透明性を高め、持続可能な経営活動を通じて企業価値とステークホルダーの信頼を高めていきたい」とコメントした。