HYBEは6月30日、ファン体験の向上やアーティストの権利保護、安全衛生体制の強化など、2025年のESG関連の主な取り組みをまとめた「2025持続可能経営報告書」を公式サイトで公表した。
報告書では、ステークホルダーと進めてきた持続可能経営の取り組みを整理した。ダブルマテリアリティ評価に基づき、「健康で柔軟な職場環境の整備」「顧客体験の改善」「情報セキュリティと個人情報保護」「倫理経営とコンプライアンス」の4項目を重要課題に位置付けた。
ファン体験の向上に向けては、Weverse Companyに顧客体験(CX)の専任組織を新設した。あわせて、オフラインイベント情報を一元的に提供する「Weverse Spot」も導入した。
アーティストの権利保護では、Amazonなど国内外のECモールで違法商品の販売ページ約40万件を摘発した。オフラインでも違法商品約2万点を押収したという。
職場環境の面では、安全衛生マネジメントシステムの国際規格「ISO 45001」の認証を取得した。2026年1月には、安全衛生の専任組織としてEHS室を新設し、管理体制を強化した。
パートナー企業との公正取引に向けては、腐敗防止ポリシー、下請取引ガイドライン、請託禁止法の順守指針を策定し、公式サイトで公開した。
報告書には、グローバル機関と連携して進めた所属アーティストの社会貢献活動も盛り込んだ。BTSの「Love Myself」キャンペーンでは、約93億ウォンの基金を集めたとしている。
また、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、BOYNEXTDOORなどは、ユネスコ、ユニセフ、大韓赤十字社、Save the Childrenなどと協力して各種キャンペーンを展開した。バングラデシュでは、2023年から2025年にかけて約46万本のマングローブを植樹し、生物多様性の保全に取り組んだとしている。
HYBEの持続可能経営委員会は、「今回で4回目となる持続可能経営報告書を通じ、関連組織の拡大・改編など持続可能経営体制の高度化を進めている」と説明した。その上で、「新たな事業戦略『HYBE 2.0』を加速させるとともに、持続可能なエンターテインメント産業の発展に貢献する企業として社会的責任を果たしていく」とコメントした。