XRPが、長期のカップ・アンド・ハンドル形成の一環として0.855ドル近辺の支持線を再び試す局面に入ったとの見方が出ている。反発基調に戻るには、まず1.35〜1.40ドルのゾーンを上抜ける必要があり、本格反転の確認には2025年7月に付けた3.66ドルの回復が焦点となる。
The Crypto Basicが6月29日付で報じたところによると、XRPは数年単位のパターンにおける「ハンドル」局面で、下限のトレンドラインとガウシアンフィルターのラインが重なる水準に近づいている。
足元のXRPは1.04ドル前後で推移している。2025年7月に記録した過去最高値(ATH)の3.66ドルと比べると、下落率は71%を超える。2025年第4四半期以降は暗号資産市場全体が軟調で、XRPも1ドル近辺の攻防に入っている。
市場で注目されているのは、今回の下落が単なる弱気トレンドの継続ではなく、2018年から続く大型のカップ・アンド・ハンドルの一部に当たる可能性だ。カップ・アンド・ハンドルは、大幅下落後に丸みを帯びた底を形成する「カップ」を経て、短期的な調整局面である「ハンドル」を作り、その後の上放れにつながるとされるチャートパターンを指す。
XRPのカップ形成は、2018年1月の高値3.31ドルの後に始まった。いったん0.1140ドルまで下落した後、複数回の上下を経て2025年7月には3.66ドルまで回復した。その後、2025年10月に始まった市場全体の下落と重なる形で再び急落し、この下げが現在のハンドル形成過程と解釈されている。
チャート上では、XRPはハンドル下限のトレンドラインに接近している。この水準は強い支持線として機能する可能性があり、買いが入りやすい水準として意識されている。なかでもハンドル下限のトレンドラインは、0.855ドル付近のガウシアンフィルターのラインと重なる。過去の複数の弱気局面でも、底値圏の目安として機能してきた点が注目材料だ。
過去事例としては、2017年3月にXRPが0.00525ドルまで下落して同ラインを再試験した後、2018年1月に3.31ドルまで急騰した。2019年11月に0.20041ドルまで下げた局面でも同ラインを試しており、厳密な大底ではなかったものの、2020年3月の安値0.1140ドルに近い水準だった。
さらに、2022年6月のTerraエコシステム崩壊直後に0.28ドルまで下落した局面でも、同ラインの再試験は底固めの動きと重なった。2024年11月に0.49ドルまで下げた場面でも同様に、この領域を経て反発が続いたという。
こうした経緯から、0.855ドルは単なる節目ではなく、長期パターンにおける構造的な支持線とみられている。分析では、この水準を再試験したうえで下値を支えられれば、買い戻しのシグナルになり得るとしている。
もっとも、反発余地とトレンド転換は分けてみる必要がある。まずはハンドル上限のトレンドラインが位置する1.35〜1.40ドルのゾーンを上抜けられるかが最初の関門となる。
そのうえで、ネックラインに相当する3.66ドルの高値を回復して初めて、本格的な価格反転が確認されるという。
上値目標としては8ドルが挙げられた。この水準は、スタンダードチャータードが示した水準とも一致する。短期的には0.855ドルの支持維持が焦点となり、その後は1.35〜1.40ドルの突破、さらに3.66ドルの回復が、XRPの次の方向性を左右しそうだ。