Bitcoin(写真=Shutterstock)

Bitcoinが6万ドルの回復を試す中、相対力指数(RSI)に表れた強気ダイバージェンスが底打ちシグナルとして注目を集めている。もっとも、市場では反発期待と追加下落への警戒が併存しており、5万5000ドルまで下値を試す可能性を指摘する声もある。

米Cointelegraphが29日(現地時間)に報じたところによると、市場関係者の間では、足元のBitcoin相場が2022年の弱気相場の安値局面と似た値動きを示しているかどうかに関心が集まっている。

TradingViewのデータでは、Bitcoinは6万ドルをいったん回復した後、値動きがやや落ち着いた。1時間足では安値を切り上げる一方、4時間足では価格が前回より低い安値を付けた局面で、RSIは逆に前回より高い安値を記録。強気ダイバージェンスが形成された。

こうしたパターンは、一般に下落モメンタムの鈍化や相場反転の可能性を示すシグナルと受け止められる。

匿名トレーダーのロードは、現在の弱気局面は2022年当時と共通点があると指摘した。2022年には週足ベースでRSIの強気ダイバージェンスが発生した後、Bitcoinは1万5600ドルで弱気相場の安値を付け、その水準が長期にわたって相場の底として機能したという。

短期指標も反発期待を支えている。4時間足のRSIは6月初旬に11.4まで低下し、観測上、極めて低い水準となった。こうした強気シグナルが日足にも広がれば、テクニカル面での反転を重視する見方が強まる可能性がある。

暗号資産アナリストのルカシ・ビドラは、日足ベースでも強気ダイバージェンスが確認されたとの見方を示した。ビドラは「BitcoinチャートでRSIの強気ダイバージェンスが確認された。シグナルはさらに強まる可能性がある一方、Binanceが引き続き相場を支えていることもうかがえる」と述べ、RSIの動きを「心強いシグナル」と評価した。

ただ、相場の先行きに対する見方は一様ではない。追加の下落圧力はなお残るとみるトレーダーもいる。暗号資産プラットフォームSTABL Agencyの共同創業者、ニルス・クラバーは、大きな方向転換の前にBitcoinが5万5000ドルまで下落し得るとの従来見通しを維持した。

クラバーは、相場が流れを変えるには、まずより低い価格帯を試す展開が必要だとみている。

今後1カ月の値動きを巡っても、市場の見方は分かれている。トレーダー兼アナリストのRekt Capitalは、7月は6月とは異なる値動きになりやすいとして、来月の相場でリリーフラリーが起きる可能性に言及した。

一方で、Bitcoinが50カ月指数移動平均(EMA)を新たなレジスタンスとして確認した後には、8月にリリーフラリーが失速し、6万ドルがサポートとして機能しにくくなれば、追加下落につながる可能性があるとの見方も示した。

市場では、RSIの強気ダイバージェンスを反発の手掛かりとみる向きがある半面、短期的な安値が確定したかどうかについては慎重な見方が根強い。当面の焦点は、Bitcoinが6万ドルをサポートとして固められるか、それともテクニカル反発の後に再び下押し圧力が強まるかに移っている。

市場関係者からは「4時間足で異例のRSI強気ダイバージェンスが形成されている。的中率は高く、大きく上昇する可能性がある」との声も出ている。

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