写真=Reve AI

Rocket Labが衛星通信大手Iridium Communicationsを80億ドル(約1兆2000億円)で買収することで合意した。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が6月29日(現地時間)に報じた。衛星通信網と周波数資産を取り込み、SpaceXの衛星事業に対抗する狙いがある。

WSJによると、SpaceXの衛星通信サービスが個人や政府向けで存在感を強めるなか、競合各社への圧力が高まり、業界再編の動きも広がっている。Globalstarは4月にAmazonによる買収で合意し、SESは昨年、Intelsatの買収を完了した。SpaceXもEchoStarの周波数資産を取得した。

Rocket Labは、自社の打ち上げ能力と衛星製造能力に、Iridiumのグローバルなサービス基盤と周波数資産を組み合わせる考えだ。これを基盤に、Iridiumの現行衛星コンステレーションを更新する次世代衛星の開発を進めるという。

Iridiumは現在、低軌道衛星66基を運用し、船舶、鉱山、米政府機関などに通信サービスを提供している。世界的に利用可能な周波数資産を保有しており、衛星の残存寿命は少なくとも10年以上あるとWSJは伝えた。

Rocket LabのCEO、ピーター・ベック氏は、「優れた周波数を確保できるだけでなく、すでに現金を生み出している事業も手に入れた」と述べた。

Iridiumの2025年の売上高は8億7200万ドル(約1308億円)、純利益は1億1400万ドル(約171億円)だった。

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