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Goboaは、モーターと変速機、AIソフトウェアを一体化した次世代電動自転車プラットフォーム「X」を披露した。20分でバッテリーを80%まで充電できる急速充電と、AIによる自動変速を特徴とし、完成車メーカーやOEM各社向けの展開を本格化する。

モビリティ専門メディアのBikeBizが26日(現地時間)に報じた。Goboaはドイツで開かれたEurobikeで新プラットフォーム「X」を公開した。モーター単体の刷新ではなく、電動自転車の駆動系全体を単一システムとして統合した点を中核に据える。

Goboaは、「モーターに変速機を組み合わせた従来型ではなく、電動自転車全体を1つのプラットフォームとして設計した」と説明した。駆動技術、ソフトウェア、接続機能を一体化した次世代システムという位置付けだ。

プラットフォームは「X1」と「X1P」の2モデルで構成する。両モデルは同一サイズと取り付け規格を採用し、都市型のほか、トレッキング、カーゴ、SUV、電動マウンテンバイク(e-MTB)など幅広い車種に対応できるよう設計した。OEM各社は単一プラットフォームをベースに複数の製品群を開発できるとしている。

中核技術の1つが変速システムだ。新プラットフォームでは、従来のカセットやディレイラーによる機械式変速機構を廃し、AIベースの電子式無段変速システムを採用した。ペダリング時には、AIがケイデンス、トルク、速度、勾配などをリアルタイムで解析し、最適なギア比を自動で選択する。ライダーが手動で変速操作を行う必要はなく、走行状況に応じてモーター効率を最適化できるという。

充電性能も強化した。Goboaによると、750Whバッテリーは残量10%から80%まで約20分で充電できる。現行の市販電動自転車システムと比べ、最大4倍の充電速度に当たるとしている。

デジタル機能も拡充した。中央制御装置(CCU)がプラットフォームの制御中枢を担い、セキュリティ、接続性、遠隔管理を統括する。GoboaはCCUを電動自転車の「デジタルの心臓」と表現している。

主な機能としては、盗難防止、ジオフェンシング、スマートフォンによる解錠、デジタルバッテリーロックを搭載した。今後追加するデジタルサービスも、同一プラットフォーム上で展開できるように設計している。

Goboaは、部品供給企業にとどまらず、プラットフォーム提供企業としての立ち位置を強める方針も示した。統合プラットフォームによって機械構造を簡素化し、OEM各社の開発期間短縮につなげる考えだ。あわせて、デジタル診断やサービスレポート、部品交換を含む支援体制を整え、販売店やブランドの保守負担の軽減も図る。

量産計画も明らかにした。Goboaは現在、主要OEMパートナーと次世代電動自転車の開発を進めており、「X」プラットフォームは2027年2月から本格量産に入る予定だ。

今回の発表は、電動自転車市場の競争軸がモーター性能中心から、AI、ソフトウェア、接続性、サービスを含む統合プラットフォームへ移りつつあることを示している。Goboaは、AI自動変速、急速充電、スマートセキュリティを単一システムに統合することで、ハードウェア中心の製品からソフトウェア主導のモビリティプラットフォームへの転換を打ち出した。

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