2025年ESG報告書の表紙。画像=Krafton

Kraftonは6月29日、グローバルなサステナビリティ開示基準と二重重要性評価に基づく「2025 ESG報告書」を発行した。ゲーム事業の特性を踏まえたESGフレームワークを示すとともに、重点的に取り組む4つの重要課題を明らかにした。

報告書では、同社のESGフレームワークを「持続可能なインフラ」「信頼できるパブリッシング」「責任あるAI」の3本柱で構成した。

「持続可能なインフラ」では、環境配慮型の聖水の新社屋の設計に加え、約9000台の仮想マシン(VM)を運用するクラウド基盤の現状を紹介した。

「信頼できるパブリッシング」では、242カ国でグローバルサービスを展開する中、自社アンチチートシステム「KSS」の高度化を進めている点を説明した。前年には約795万件の不正行為アカウントに制裁措置を講じた実績も盛り込んだ。

「責任あるAI」では、情報セキュリティの国際標準である「ISO/IEC 27001」「ISO/IEC 27701」に基づく運営体制と、AI安全協議体を通じたガバナンス構築の方針を示した。

また、二重重要性評価を通じて、「データセキュリティと個人情報保護」「利用者保護とコミュニティの安全」「中核人材と能力」「AIを活用したゲームと新規事業のイノベーション」の4つを重要課題として特定し、事業特性に即した対応戦略を整理した。

Kraftonは、今回の報告書について、ゲーム事業の本質とグローバルサービス運営の経験を踏まえ、ESGをどのように捉え、管理していくかを体系的にまとめたものだと説明した。その上で、「持続可能なインフラ」「信頼できるパブリッシング」「責任あるAI」を軸に、ステークホルダーとの信頼をさらに強化していく考えを示した。

今後は、このESGフレームワークを基盤に、主要なESG課題に対する管理体制の高度化を継続して進める方針だ。

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