Shiba Inuが、長期下落を経て下値余地の限られた局面に入りつつあるとの見方が浮上している。主要な移動平均線を下回る弱い地合いは続くものの、出来高の減少やRSIの過売り圏接近などから、売り圧力の鈍化を示す兆候が出ているという。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが28日、こうした見方を伝えた。Shiba Inuは年初来でも特に弱いテクニカル局面の一つにあるが、足元の値動きとオンチェーン指標からは、売り圧力が徐々に和らいでいる可能性がうかがえるとしている。

足元のShiba Inuは、50日、100日、200日の各指数移動平均線をいずれも下回って推移している。3本とも下向きで、トレンドはなお弱気だ。直近の反発局面も短命に終わり、価格は0.0000042ドル近辺の安値圏にとどまっている。

もっとも、市場が注目しているのは下落率そのものではなく、下げを加速させる売りの勢いが弱まっている点だ。直近の下落局面では出来高が段階的に縮小しており、弱気相場の終盤に見られがちな大規模な投げ売りに伴う出来高急増は確認されていない。市場では、強い売り崩しというより、取引活動の鈍化に近いとの受け止めが出ている。

オンチェーン指標も同様の傾向を示した。純流出超の状態が続き、取引所保有量も80兆SHIB前後でおおむね安定している。保有者が換金売りを急いでトークンを取引所に移している状況ではないことを示す動きといえる。

ネットワーク活動も大きく落ち込んではいない。アクティブアドレス数と取引件数はおおむね安定しており、価格が低水準にあるにもかかわらず、パニック売りが広がっている様子は見られない。このため、弱気地合いが続いたとしても、追加下落を大きく広げる新たな売り要因は乏しいとの解釈が可能だとしている。

テクニカル面でも、底値圏を示唆するシグナルが意識されている。相対力指数(RSI)は大きく低下した後、過去に局所的な底と重なってきた水準近辺で推移している。RSIが過売り圏に入ったことだけで反発を断定することはできないが、新たな材料が出るまで下値は限られやすい局面だとの見方だ。

焦点は、下落トレンドが終わったかどうかではなく、追加下落を主導する売り手がなおどれだけ残っているかに移っている。数カ月に及ぶ下落を経た後だけに、売り手はすでにかなり減っている可能性があるという。出来高の減少、弱いモメンタム、パニック売りの不在が重なり、リスクリワードが徐々に改善していることを示しているとみられる。

ただ、これが直ちに反発局面入りを意味するわけではない。Shiba Inuは依然として主要な移動平均線を下回っており、明確なトレンド転換シグナルも確認されていない。次の焦点は、新規資金の流入や取引活性化といった相場反転のきっかけが実際に現れるかどうかになりそうだ。

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