Microsoftは、Excel Copilotに金融業務向けの新機能として「スキル」「プラン」「外部データ連携」を追加した。金融モデリングの手順を再利用できるようにするほか、実行前に作業内容を確認できる機能や、外部データの直接取り込みにも対応する。
「スキル」は、CopilotがExcelで実行する作業手順をユーザーが定義し、再利用できる機能だ。対象としては、割引キャッシュフローモデルの構築、分散分析の準備、月次レポート用モデルの更新などを想定している。
Excel部門バイスプレジデントのブライアン・ジョーンズ氏は、「毎回ゼロから始めるのではなく、スキルによってCopilotが手順に沿って作業を進め、見直しや再利用がしやすい成果物を作成できる」と説明した。
ユーザーは、あらかじめ用意された金融向けスキルのライブラリを利用できるほか、独自のスキルを作成してOneDriveに保存することも可能。LSEG、Ramp、Velixoなどの金融ソフトウェア企業も、自社スキルの開発を進めているという。カスタムスキルはInsiderチャネルで利用可能で、一般提供は来月を予定している。
「プラン」は、Copilotがスプレッドシートを更新する前に、実行する作業内容を一覧で示す機能。ユーザーは数式の変更などを事前に承認・修正でき、追加の指示や質問も行える。
作業完了後には、変更履歴へのリンクがチャット画面に表示される。AIが加えた修正は、ユーザーによる編集履歴とあわせて変更履歴ウィンドウで確認できる。
またCopilotは、Moody's、CB Insights、Morningstar、PitchBookなどのサードパーティープラットフォームと連携し、外部データを直接取り込めるようになった。
これらの機能は、有料版のMicrosoft 365 Copilotユーザー向けに順次提供する。価格は、大企業向けが1ユーザー当たり月額30ドル。従業員300人未満の中小企業向け「Copilot Business Plan」は月額21ドル。