Tetherが支援する決済アプリ「Ubit」は、ブラジルの即時決済システム「PIX」と連携した。PIXの利用者は、ブラジルレアルをUbitアプリに入金してUSDTに交換・保有し、そのままPIX経由で決済に利用できるようになる。
The Blockによると、PIXの利用者は約1億7000万人に上る。Ubitは、ブラジルで広く普及している決済インフラとUSDTを結び付けることで、ステーブルコインの実利用を後押しする狙いだ。
Ubitのアドバイザーを務めるアレックス・オプチャケビッチ氏は、「USDTをPIXキー宛てに送るか、QRコードを読み取るだけでよい。ブロックチェーンはバックエンドで処理されるため、使い勝手はブラジルの人々がすでに慣れ親しんでいるPIXと変わらない」と説明した。
PIXは、ブラジル中央銀行が2020年に構築したデジタル決済ネットワークだ。世界有数の普及規模を持つ決済システムの一つとされる。
ブラジルで米ドル連動型ステーブルコインへのアクセスを提供する動きは、今回が初めてではない。Circleは2023年、中南米のフィンテック大手Nubankと提携し、ブラジルのユーザーがUSDCを利用できるようにした。
Ubitは2024年、TetherとSolanaの共同創業者アナトリー・ヤコベンコ氏の主導の下、シリーズAで2500万ドルを調達した。
著者について