Apple Watch Ultra 3(写真=Apple)

Apple Watch Ultra 3が、米国で649ドルに値下げされ、発売以来の最安値となった。衛星通信機能や最大42時間のバッテリー駆動、大型ディスプレイといった特徴が改めて注目を集めている。

TechRadarが24日(現地時間)に報じたところによると、Apple Watch Ultra 3の米国価格は従来の799ドルから649ドルに引き下げられた。英国でも749ポンドから649ポンドに値下げされた。

TechRadarは、今回の価格が発売以来で最も低い水準だと伝えた。Apple製品は一般に値引き幅が大きくないことから、今回の価格改定は異例だとしている。また、同メディアのスマートウォッチ評価でも、Apple Watch Ultra 3を総合1位に挙げている。

同メディアが最大の強みとして挙げたのは、衛星通信機能だ。Apple Watch Ultra 3は、Appleのスマートウォッチとして初めて本格的な衛星接続機能に対応。携帯通信の圏外でも通信手段を補完でき、緊急時には衛星経由で救助を要請する機能も備える。TechRadarは、山岳地帯や僻地など、通信環境が限られる場所で活動するユーザーに特に有用だと評価した。

ハードウェア面では、通常モデルより大きなディスプレイと広い視野角の画面も注目点とされた。正面以外の角度からでも通知や表示内容を確認しやすく、暗所での視認性向上にもつながるとしている。

バッテリー性能も差別化要素の一つだ。TechRadarは、Apple Watch Ultra 3が一般的な利用環境で最大42時間駆動するとし、他のApple Watchシリーズに対する大きな優位点だと評価した。Apple Watch SE 2では充電頻度が負担になり得る一方、Apple Watch Ultra 3は長時間利用に向くと説明している。

さらに、Apple Watch Ultra 3は既存のApple Watchユーザーだけでなく、Garminなどアウトドア向けスマートウォッチの利用者にとっても有力な選択肢になり得るとの見方を示した。基本的な健康管理や通知機能は一般モデルでも十分だが、バッテリー持続時間、衛星通信、大型画面は上位モデルならではの差別化要素だという。

TechRadarは、Apple Watch SE 2にも満足しているとしながらも、Apple Watch Ultra 3には値引きの有無を問わずアップグレードを検討するだけの機能が盛り込まれていると評価した。

今回の値下げによって、Apple Watch Ultra 3は単なるプレミアムスマートウォッチにとどまらず、アウトドア用途や長時間利用を重視するユーザー向けモデルとしての存在感を一段と高めた。現時点では、衛星通信、バッテリー性能、ディスプレイの見やすさが、既存モデルとの違いを見極めるうえで重要な判断材料になりそうだ。

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