画像=9to5Mac

Appleが今秋にも、新たな上位ノートPC「MacBook Ultra」を投入するとの観測が浮上した。薄型軽量の新筐体に加え、M6系チップやタッチ対応、Macとして初のOLEDディスプレイ採用などが注目点になっている。

米ITメディアの9to5Macは24日、Appleが既存のMacBook Proと一線を画す設計・機能を備えた新モデルを準備していると報じた。Appleの「Ultra」製品群をノートPCにも広げる可能性があるという。

最大の焦点は筐体デザインだ。Bloombergは、新型MacBookが現行MacBook Proを再設計する水準の刷新となり、より薄く軽いモデルになる可能性があると伝えている。当初は新デザインのMacBook Proとして登場するとの見方もあったが、足元では「Ultra」ブランドを冠するとの観測が強まっている。

もっとも、薄型軽量化がどこまで進むかはなお不透明だ。MacBook Proに比べて搭載ポートが減る可能性もある一方、プロユーザーの比率が高い製品とみられるだけに、携帯性を優先し過ぎる設計にはならないとの見方もある。

性能面では、M6系チップの搭載が有力視されている。Appleは2026年後半にM6チップ群を投入すると見込まれており、MacBook Ultraがその初搭載モデルになる可能性がある。M6世代は2ナノメートルプロセスをベースに開発が進んでいるとされ、iPhone向けA20 Proと並ぶ次世代チップとして注目される。

入力方式の変化も見逃せない。Macにタッチ対応が加わり、その最初の採用機種がMacBook Ultraになる可能性がある。マーク・ガーマン氏は、仮にMacでタッチ操作を導入しても、キーボードやトラックパッドを置き換えるのではなく、補完的な入力手段として位置付けられるとの見方を示している。これに合わせ、macOS「Golden Gate」にはタッチ操作に適したUI要素が盛り込まれる見通しだ。

ディスプレイも大きな刷新点になりそうだ。MacBook Ultraには、Macとして初めてOLEDディスプレイが採用される可能性がある。OLEDの採用により、黒の表現力やコントラスト、斜め方向から見た際の視認性の向上が期待される。

フロントカメラ部のデザイン変更も取り沙汰されている。2021年のMacBook Proで導入されたノッチを廃止し、代わりにパンチホール型を採用するとの観測がある。さらに、iPhoneに近いDynamic Island機能が追加される可能性も指摘されており、新たなインタフェースがSiriのAI機能における中核領域になるとの見方も出ている。

通信機能では、セルラーモデル投入の可能性も残る。Appleはこれまでセルラー対応Macを投入していないが、自社製通信チップのロードマップ次第で状況が変わる可能性がある。マーク・ガーマン氏は2024年時点で「今年Macにセルラー機能が搭載されるとは断言できない」としていたが、iPhone 18 ProへのC2モデム搭載時期と重なれば、実現のタイミングが合う可能性があるという。

こうした変化が現実になれば、MacBook UltraはMac製品群における位置付けを大きく変える存在になり得る。MacBook Proのプロ向け特性を維持しながら、薄型デザイン、タッチ操作、OLED、新インタフェースをどう両立させるのかが、今秋の注目点となりそうだ。

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