OpenAIは、ChatGPTで標準モデルとして提供している「GPT-5.5 Instant」の回答品質を改善した。まず有料ユーザーに適用し、無料ユーザーにも翌日から順次展開する。
米ITメディアの9to5Macによると、今回の見直しでは、ユーザーの質問意図をこれまでより的確にくみ取り、それに沿った回答を返しやすくした。複雑な条件指定への対応についても、安定性を高めたという。
あわせて、ショッピングや地域情報に関する提案機能も改善した。より実用的で、一貫性のある回答を提供できるようにしたとしている。
OpenAIは今回の調整について、単に回答精度を高めるだけでなく、ChatGPTとのやり取りそのものをより自然にする狙いがあると説明した。会話体験の向上にもつなげる考えだ。
GPT-5.5 Instantは、5月5日の導入以降、すでに一度応答傾向の見直しが行われている。当時OpenAIは、標準モデルの知的能力を高める一方で、不必要な絵文字の使用を減らしたと明らかにしていた。
その数週間後には、可読性や日常会話での自然さを高めるとともに、実用的な作業では回答の速さや流れを改善するアップデートも実施した。
当時OpenAIは、回答をより読みやすくし、日常会話では自然さを高めたほか、実務的な支援が求められる場面では適切なテンポで答えられるようにしたと説明していた。過度に長い回答や、箇条書きに偏った出力も抑えたとしている。
今回の更新も、そうした改善の流れに沿うものとみられる。回答のトーンや提案の仕方、質問の解釈の仕方などが調整されることで、数日以内にユーザーが変化を体感する可能性がある。
特に、複数の条件を同時に示す依頼や、ショッピング、地域情報の検索など、文脈理解が重要な質問で違いが表れそうだ。
新しいGPT-5.5 Instantは24日に有料ユーザー向けへ先行適用され、無料ユーザーには翌日から順次提供される予定だ。