XRPは1.10ドル前後まで下落したが、主要取引所の先物市場では個人投資家、大口投資家ともにロング優勢の状況が続いている。1.11ドル付近には大規模な清算クラスターも確認されており、相場が反発した場合にはショートスクイーズにつながる可能性もある。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが24日(現地時間)に報じたところによると、Binance、Bybit、OKXでは個人・大口ともロング比率がショートを上回った。
現物価格の下落に対し、先物市場では強気姿勢が維持されている構図だ。急落後も、市場ではXRPの反発を見込む向きがなお多い。
CoinGlassの集計では、ショートの取引量がロングをやや上回った。一方で、取引所別のロング・ショート比率を見ると、個人投資家と大口投資家の双方で強気傾向が目立った。
Binanceでは、個人アカウントのロング・ショート比率が2.68、大口アカウントが3.03となり、いずれも極めて強気の水準となった。大口ポジション比率は1.55まで低下したものの、なお強気圏を維持した。
OKXでは、個人アカウントのロング・ショート比率が2.67で極めて強気、大口アカウントは1.39で強気水準だった。一方、大口ポジション比率は23.00まで上昇した。
Bybitでは、個人アカウントが4.02、大口アカウントが4.01と、いずれも極めて強気に分類された。大口ポジション比率は0.97で、中立圏にとどまった。
ただ、すべての資金が同じ方向を向いているわけではない。スマートマネーのセンチメントはBinanceとBybitで極めて弱気を示した。一方、OKXでは強気シグナルが確認された。アカウントベースではロング優位が鮮明な半面、一部の大口資金フローはなお慎重な姿勢を保っていることになる。
短期的な需給ではショートがやや優勢だった。直近24時間のショート取引量は10億3000万ドルで、ロング取引量の9億7800万ドルを小幅に上回った。
もっとも、デリバティブ市場ではロングとショートの取引量がおおむね拮抗する場合も多く、この数値だけで市場全体のセンチメントを断定するのは難しい。
清算分布を見ると、足元の価格より上の水準に流動性が厚く積み上がっている。大規模なショートポジションが上値に集中している可能性を示す動きといえる。
最大の単一清算クラスターは1.11ドル付近で、規模は4億200万ドルだった。XRPがこの価格帯まで急伸すれば、ショート清算が連鎖するショートスクイーズが起きる可能性もある。
今後の焦点は、個人投資家と大口投資家の強いロング偏重が実際の反発につながるかどうかだ。加えて、短期的に1.11ドル近辺の流動性ゾーンに接近し、上方向のボラティリティが高まるかも注目される。足元では価格が弱含む一方、先物市場のポジション動向はなお反発シナリオを意識した内容となっている。