XRPが週足チャートで大型のラウンディングボトムを維持しているとして、市場では今後11カ月以内に10ドルに到達する可能性を指摘する見方が出ている。目先の焦点は、1.10ドルの支持線を維持できるかと、1.30ドル近辺の下落トレンドラインを上抜けられるかにある。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが23日(現地時間)に報じた。短期的な反発には、足元の1.10ドルを守った上で、1.30ドル付近の下落トレンドラインを突破できるかが重要だという。
XRPは週初に持ち直す場面もあったが、その後は再び軟化した。直近24時間では約2%下落し、週間でも約9%下げ、週中の高値1.16ドルから1.11ドルまで押し戻された。一方、チャート上では中長期の上昇シナリオはなお崩れていないとの分析がある。
週足で注目されているのは、大型のラウンディングボトムだ。XRPは2025年7月に付けた過去最高値(ATH)の3.66ドル以降、高値と安値を切り下げながら、U字型の底打ちパターンを形成してきた。ラウンディングボトムは、弱気相場から強気相場への転換を示す長期の反転パターンとされる。
現在のXRPは、このパターンの底に当たる1.10ドル前後で推移している。この水準は、2021年の相場サイクルで複数回にわたり上値抵抗として機能した価格帯とも重なる。XRPは2024年11月にこのゾーンを上抜けており、同水準が今後は支持線として機能するかが重要なポイントになっている。
上値では、2025年7月以降の戻り局面を抑えてきた下落トレンドラインが重しとなっている。XRPはこれまで、この抵抗線に接近するたびに高値を切り下げて反落してきた。短期反発の第一条件は、足元で1.30ドル近辺にあるこのトレンドラインを上回ることだ。達成には、現在値から約17%の上昇が必要とされる。
この抵抗線を突破し、上昇の勢いが維持されれば、XRPはラウンディングボトムの上限に向けて一段高となる可能性がある。この場合、ネックラインの抵抗として示された3.40ドルまで、約206%の上昇余地があるとの分析だ。さらに3.40ドルを明確に上抜ければ、より強い上昇局面に入る可能性もある。1.10ドルの底値から3.40ドルのネックラインまでの上昇幅が約201%であることから、同程度の上昇がブレイク後にもう一段続けば、目標値は10ドル近辺になるという。
もっとも、10ドル到達の時期は定まっていない。市場では、この動きが2027年5月に当たる今後11カ月以内に現れるとの期待もあるが、なお投機色の強いシナリオにとどまる。分析では、暗号資産市場全体の回復基調が続くことも前提条件に挙げている。
規制環境も変動要因の一つだ。米上院でクラリティ法の審議が進むなどの好材料が出れば、XRP相場を下支えする可能性があるという。短期的な注目点は、1.10ドルの支持線維持と1.30ドル突破の可否に集約される。このゾーンを明確に抜けて初めて、3.40ドル回復や10ドルシナリオも次の局面に進む可能性がある。