米国の現物暗号資産ETF市場で23日、XRP現物ETFのみが純流入となった。Bitcoin現物ETFとEthereum現物ETFがそろって資金流出となる中、XRP関連ETFは相対的な底堅さを示した。
ブロックチェーンメディアのDecryptによると、23日の米市場でXRP現物ETFは531万ドルの純流入を記録した。一方、Bitcoin現物ETFは6818万ドルの純流出、Ethereum現物ETFも6604万ドルの純流出だった。
Solana、Dogecoin、Hyperliquid、BNB、Chainlinkの各ETFは資金の流出入がなく、横ばいだった。主要な暗号資産ETFの中で、実際に資金流入を確保したのはXRP現物ETFだけだった。
金額自体は大きくないものの、地合いの弱い局面で資金を集めた点が目を引く。SoSoValueの集計では、同ETFは約468万XRPに相当する531万ドルを取り込み、6月9日以降で最大の日次純流入となった。
足元の資金フローも安定している。XRP現物ETFは6月3日に534万ドルの純流出を記録して以降、12営業日連続で純流出を回避した。日次の流入額は119万ドル~740万ドルと限定的ながら、市場調整局面でもプラス基調を維持している。BitcoinとEthereumの各ETFが同じ期間に大幅な資金流出に見舞われたのとは対照的だ。
今回の流入は、実質的にBitwise XRP ETFがけん引した。同ETFが1日で531万ドルを集め、市場全体の純流入を単独で支えた格好だ。これにより、Bitwise XRP ETFの累計純流入は4億8157万ドルに拡大し、運用資産残高(AUM)は3億540万ドルとなった。現在はCanaryのXRPCを上回り、最大規模のXRP現物ETFとなっている。
Bitwise XRP ETFは18日にも、XRP現物ETF市場全体の純流入255万ドルを単独で記録していた。当時、他のXRP現物ETFには資金の流出入がなかった。今回の流入を反映すると、米国のXRP現物ETF市場全体の累計純流入は約14億5000万ドルに達する。
XRP現物ETFは、相場全体が弱含む局面でも相対的に堅調な推移を続けている。5月29日にも、暗号資産ETFの中でXRP現物ETFが最大の資金流入を記録する一方、BitcoinとEthereumの各ETFは資金流出となった。
市場では、大幅な資金流入そのものよりも、弱気局面でも純流出を回避しながら資金を維持している点に注目が集まっている。XRP現物ETFは主要な暗号資産ETFの中でも安定した資金流入基調を保っており、BitcoinやEthereumとは異なる資金フローを示している。
こうした流れが今後も続けば、XRPに対する機関投資家の選好を測る指標になり得る。