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米シリコンバレーのスタートアップTypeSafeAIが9月15日に公開した分類型AIモデル「Jev」が、大規模言語モデル(LLM)の代替候補として注目を集めている。米The Wall Street Journalが10月2日(現地時間)に報じた。

報道によると、Jevはチャットボットのように文章を生成するモデルではない。機械学習を使い、入力内容を「はい/いいえ」、スコア、あらかじめ定義したリスト内の回答など、定められた結果に分類する仕組みだ。

同社によれば、この手法は「Reinforcement Learning for Calibrated Decisions(補正された意思決定のための強化学習)」に基づくという。

TypeSafeAIのCEO、ディオゴ・アルメイダ氏は、OpenAIでChatGPTの開発に携わった後、2024年に退社した。TypeSafeAIはベンチャーキャピタルのDCVCから4000万ドル(約60億円)規模の出資を受けている。

アルメイダCEOは、Jevについて、高速かつ低コストで、出力の一貫性も高く、予測しにくいLLMの弱点を補えると説明する。「Fortune 500企業の約25%がすでにJevを使っている。1週間前には1日当たりの処理量が1兆トークンに達した。成長は指数関数的だ」と述べた。

TypeSafeAIは、Jevを自動化ソフトウェアに適したモデルだと位置付ける。アルメイダCEOは、主要なLLMは人手が介在する業務には向く一方、自動化では「驚くほど役に立たない」と指摘した。

さらに同氏は、「ソフトウェアは信頼できる土台を築き、その上に機能を一つずつ積み上げながら進化していく。だが、チャットボットはそうした形では動かない」と語った。

投資家の関心も強い。The Informationは先週、TypeSafeAIが10億ドル(約1500億円)超の資金調達を協議しており、一部投資家が企業価値を100億ドル(約1兆5000億円)超とみていると報じた。アルメイダCEOはこの件についてコメントを控えた。

類似サービスも相次いでいる。OpenAIは9月末、「ルナ」モデルを活用し、ユーザーが設定した質問に対して定められた回答だけを返す「ディシジョンズAPI」を投入した。データ分析スタートアップのDatabricksも「ai_decide」関数を公開している。

アルメイダCEOは、模倣製品の登場は想定していたとした上で、Jevの優位性には自信を示した。

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