Porscheは2日(現地時間)、911 NFTを軸に展開してきたWeb3プロジェクトを終了し、コミュニティー「Pioneers Circle」も閉鎖すると明らかにした。Cointelegraphが報じた。
911 NFTコレクションは2023年1月に立ち上げられたが、関連するWeb3事業は開始から4年を待たずに幕を閉じることになった。
同社はXへの投稿で、PorscheのWeb3プロジェクトとPioneers Circleを終了すると発表した。あわせて、取り組みは当初の技術志向から、コミュニティーイベントやオンライン・オフラインの活動へと広がっていったと説明している。
一方で、911 NFTそのものは消滅しない。Porscheによると、NFTは保有者のウォレットに残り、オンチェーン上で引き続き存在する。
コミュニティー向けのDiscordサーバーは閲覧専用のアーカイブに移行し、プロジェクト専用のXアカウントも更新を停止する。
911 NFTコレクションは2023年1月、総発行数7500点を目標に販売を開始した。しかし、価格設定や用途の乏しさを巡る不満が出たことを受け、Porscheはミントを打ち切った。最終的な発行数は2363点にとどまった。
取引規模も大きく縮小した。OpenSeaでの累計取引額は約2000万ドルだったが、直近1年では約3万8000ドル、直近1カ月では約2900ドルにとどまっている。
PorscheはWeb3参入当初、長期的な取り組みを強調していた。2022年にWeb3構想を公表した際には、当時副会長だったルッツ・メシュケ氏が、メタバースや購買体験、サプライチェーンでの活用可能性に言及し、長期的に推進する方針を示していた。