Appleの「iPhone 18 Pro」シリーズが中国で好調な立ち上がりを見せた。発売後3日間の販売台数は前年同期比12%増となり、2026年第38週の中国スマートフォン市場では販売シェア33%で首位に立った。
発売初動について、9to5Macが10月1日(現地時間)に報じた。対象は「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」で、発売初動の販売がApple全体のシェア拡大を押し上げたとしている。
中国のスマートフォン市場は、需要低迷とメモリ価格の上昇を背景に縮小傾向が続く。Counterpoint Researchによると、7月以降の中国市場の週次販売台数は前年同期比で2桁減が続いている。一方で、iPhone 18 Proシリーズの発売初動の好調が、Appleの販売を下支えしたという。
Counterpoint Researchは、販売好調の要因として3点を挙げた。第1に、標準モデル「iPhone 18」の発売が遅れたことで、一部の買い替え需要がProモデルに流れたと分析した。
第2に、中国メーカーのプレミアム機の値上げがある。中国勢の最新フラッグシップは、大容量メモリや2ナノメートルチップの採用などを背景に、一部モデルで前モデル比200ドル以上値上がりした。これにより、iPhone Proと中国勢の高価格帯モデルとの価格差が縮小し、Appleの相対的な価格競争力が高まったとみている。
第3に、販売チャネルによる積極的な販促支援も寄与した。Counterpoint Researchは、小売事業者や移動通信事業者による広告・販促など、攻勢的なチャネル支援を主要因の一つに挙げた。
もっとも、中国スマートフォン市場全体が回復基調に入ったとみるのは時期尚早だ。Counterpoint Researchは、9月の新製品投入が短期的な需要回復を支える可能性はあるとしつつ、メモリコストの上昇で中国勢フラッグシップの価格がさらに上がれば、第4四半期の販売の重荷になり得ると予測している。