XRP(写真=Shutterstock)

XRPについて、今後数週間で大きく値動きする可能性があるとの見方が出ている。短期的には2ドルや2.60ドルが上値の節目として意識される一方、コミュニティ内では3年以内に100ドルを超えるとの強気な予想も浮上している。当面の焦点は、1.40〜1.50ドルのサポート帯を維持しつつ、買いがどこまで続くかにある。

9月30日付のブロックチェーン関連メディア「The Crypto Basic」によると、トレーダーのレイは、XRPが大幅上昇に向けた準備段階にあるとの見方を示した。TradingViewに公開したチャートでは、2ドルと4ドルを主要な上値ゾーンと位置付け、まずは2.60ドルの回復を目標に挙げている。

レイは上昇時期や到達価格を明確に示してはいないが、チャート上ではXRPの下落基調がいったん落ち着きつつあるとの認識を示した。XRPは2025年7月の反発後に長期の下落トレンドに入り、その後数カ月にわたって高値・安値を切り下げた。2026年5月には下落チャネルの下限を割り込んだ後、横ばい圏での推移に移っていたという。

夏場には1ドルがサポートとして機能し、おおむね1.00〜1.20ドルで推移した。8月にはこの水準を一時下回り、Bybitでは0.978ドル、Bitrueでは0.93ドルまで下落したが、その後は数日で反発し、8月第3週には1.70ドル近辺まで上昇した。

もっとも、この上昇は長続きしなかった。XRPは1.70ドル近辺から上げ幅の大半を失い、1.246ドルまで押し戻された。ただ、9月に入ってからは上昇ペースが緩やかになりながらも持ち直し、足元では1.50ドルを上回る水準で推移している。現在は1.40〜1.50ドル近辺が新たなサポート帯として意識されている。

今後の焦点は、この買いが持続し、価格をさらに押し上げられるかどうかだ。足元の反発がより大きな上昇の前触れになる可能性はあるものの、相場の方向感が明確に固まった段階とは言い切れない。

一方、XRPコミュニティでは、より強気の長期見通しも出ている。ソフトウェアエンジニアのビンセント・バン・コードは今週、XRPが今後3年以内に100ドルを超える可能性があると述べた。

同氏は、XRPが一直線に100ドルへ向かうのではなく、大きな値動きを繰り返しながらも、全体としては上昇基調をたどるとの見方を示した。さらに、採用拡大と投資家の関心の高まりを背景に上昇したBitcoinとEthereumを引き合いに出し、現在のXRP価格は将来価値を十分に織り込んでいないと主張した。

その理由として、採用拡大や実利用の増加、機関投資家の参入、投資しやすさの改善が、将来の需要を押し上げる可能性を挙げた。ただし、100ドルという予想はあくまで個人的な見通しであり、実現を保証するものではないとも強調している。

XRPの流通量は約630億枚とされる。仮に1枚100ドルに達した場合、時価総額は約6兆3000億ドル(約945兆円)に膨らむ計算になる。この水準を支えるには、需要と流動性の大幅な拡大が不可欠だという。

市場の短期的な関心は、1.40〜1.50ドルのサポートを維持できるか、さらに2ドルと2.60ドルの節目を突破できるかに集まっている。長期の強気シナリオへの期待はあるものの、実際に上昇トレンドへ移行できるかどうかは、買い圧力の持続に左右されそうだ。

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