XRPは1.45〜1.65ドルのレンジ内での推移が続いている。市場では、この価格帯を明確に上抜けるか下抜けるまでは、短期的な値動きに大きな意味はないとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が9月30日(現地時間)に報じたところによると、アナリストのEGRAG氏は、XRPの次の方向性は1.45ドルの支持線を割り込むか、1.65ドルの抵抗線を突破するかにかかっているとの見方を示した。
同氏はX(旧Twitter)への投稿で、XRPは大きな相場構造の中で狭いレンジにとどまっていると指摘した。足元の価格は約1.50ドルで、レンジ下限に近い水準にあるという。1.45ドルを下値支持、1.65ドルを上値抵抗と位置付け、この水準を明確に抜けて初めて次のトレンドが確認できると説明した。
実際、直近のXRPは上昇局面でも流れを維持できていない。8月は1.70ドルまで上昇した後に急反落して1.30ドルを割り込み、9月にも1.68ドルまで上げた後、再び1.50ドル前後まで下落した。チャート上では1.65ドル近辺で2度の急伸がみられたものの、いずれも上抜けは定着しなかった。
こうした値動きから、短期的な急騰を期待していた投資家の失望感も強まっている。ただ、EGRAG氏は細かな上下動に振り回されるべきではないとし、1.45〜1.65ドルのレンジにとどまる限り、従来の見方を変える必要はないとの立場を示した。
具体的な価格水準では、1.4997ドルを足元の下値支持として挙げた。反発の勢いを強めるには1.5545ドル、1.5952ドルを上回る必要があり、主要な抵抗線は1.6583ドルとした。この水準は、同氏が示したレンジ上限の1.65ドルとおおむね一致する。
一方で、下振れリスクにも言及した。同氏のチャートでは、より大きな下落チャネルの中で値動きが続いているほか、ABC調整パターンも示しているという。C波が進行した場合の下値目標としては、1.40ドル、1.37ドル、1.32ドル、1.28ドル、1.22ドルを挙げた。
もっとも、同氏は長期投資家の視点では現在の水準を分散買いの機会とみる一方、これを新たな強気相場の始まりと受け止めるべきではないとも指摘した。XRPが1.30ドルを下回れば追加購入を検討するとし、調整が深まった局面を買い場として活用する考えを示した。
市場の関心は、短期的なボラティリティそのものよりも、レンジを離脱するかどうかに移っている。1.65ドルを明確に上抜けて定着すれば回復シグナルが強まる可能性がある一方、1.45ドルを下回れば下値模索が本格化する可能性がある。当面は、このレンジをどちらに離れるかが最大の焦点となりそうだ。