CoinMarketCapは、暗号資産デリバティブデータを手掛けるCoinglassを買収した。現物価格中心だった情報提供の領域を広げ、未決済建玉や資金調達率、清算といったデリバティブ市場のデータを取り込む。
CoinMarketCapは25日、買収したと明らかにした。Cointelegraphが報じた。買収額は公表していない。Coinglassは買収後も既存ブランドとチームを維持し、独立運営を続ける。
Webサイトやモバイルアプリ、無料の分析ツール、API、料金体系も従来通りとする。
Coinglassは2019年設立のデータプラットフォームで、暗号資産デリバティブ市場の未決済建玉、資金調達率、清算、ロング・ショート比率、オプション関連データなどを提供している。同社によると、現在は28の取引所で2500超の商品をカバーし、月間利用者は500万人超、APIの顧客数は1万超に上る。
今回の買収により、CoinMarketCapの利用者は暗号資産の価格や出来高に加え、レバレッジポジションの動向や清算が集中する価格帯、資金調達率の変化などもあわせて確認できるようになる。
CoinMarketCapの月間利用者は約1億1500万人。Coinglassのデリバティブデータは、より幅広いユーザーに提供されることになる。
CoinMarketCapは2020年4月、世界最大の暗号資産取引所Binanceに買収された。当時Binanceは、CoinMarketCapを別法人として独立運営し、取引所ランキングなどに影響を及ぼさない方針を示していた。
Coinglassの買収により、CoinMarketCapは現物市場とデリバティブ市場の双方をカバーする総合的な暗号資産データプラットフォームへと領域を広げた。