CMEグループは、Bitcoin Cash(BCH)とUniswap(UNI)の先物を10月19日に上場する計画を明らかにした。規制当局の承認が前提で、アルトコイン関連商品の拡充を進める。
ブロックチェーンメディアのDecryptによると、CMEは9月22日、両資産の先物を上場する方針を発表した。商品は標準型とマイクロ型の2種類を用意する。
契約サイズは、Bitcoin Cash先物が標準型で250BCH、マイクロ型で25BCH。Uniswap先物は標準型が1万UNI、マイクロ型が1000UNIとなる。小口需要にも対応できる設計だ。
CMEは今回の上場により、規制市場でアルトコインへのエクスポージャーを取りたい機関投資家やトレーダーの需要を取り込む考えだ。CMEで暗号資産商品部門のグローバル責任者を務めるジョバンニ・ビチオソ氏は、暗号資産市場の成熟に伴い、投資家はデジタル資産の価格リスクを管理するため、より幅広い規制下の商品を必要としていると説明した。新たな契約は資本効率を高めるとともに、24時間取引可能な規制市場で主要な暗号資産ネットワークへのエクスポージャーを提供するとしている。
CMEは2月にCardano、Chainlink(LINK)、Stellar(XLM)の先物を追加し、4月にはAvalanche(AVAX)とSui(SUI)の先物を発表、5月4日に取引を開始した。Bitcoin、Ethereum、XRP、Solanaに続き、単一資産型の暗号資産先物を順次拡大してきた。承認されれば、Bitcoin CashとUniswapはCMEにとって10番目と11番目の単一資産暗号資産先物商品となる。
取引実績も拡大している。CMEによると、2026年上半期の暗号資産先物・オプションの日次平均出来高は27万9800枚、想定元本ベースの取引規模は83億ドルだった。平均未決済建玉は26万4600枚、154億ドル。今年拡充したアルトコイン商品の想定元本累計は、年初来で10億ドルを超えたという。
Volatility SharesのCEO兼共同創業者、ジャスティン・ヨン氏は、今回の追加はCMEの暗号資産先物商品拡大における重要な次の一手だと述べた。規制された先物市場の枠組みの中で、これら資産へのアクセス手段が広がるとの見方を示した。
Ripple Primeの社長、ノエル・キメル氏は、暗号資産のエクスポージャーを管理する機関投資家には、清算と資金調達のインフラに支えられた規制デリバティブへの24時間アクセスが必要だと指摘した。現物保有に加え、デリバティブを通じたヘッジやエクスポージャー調整の需要が高まっていることを示す動きだとしている。
今回の商品追加では、標準型とマイクロ型を同時にそろえることで、機関投資家から小口の取引需要までを視野に入れた商品設計となる。CMEは暗号資産先物の品ぞろえをさらに広げる構えだ。