ビットコインが過去最高値(ATH)を更新しないまま、まもなく365日に達するとの見方が出ている。足元では過去最高値(ATH)更新の遅れが意識される一方、過去のサイクルでは次の高値更新までの間隔が短くなる傾向も確認されており、今回のサイクルでも同様の動きが再現されるかが注目点になっている。
ブロックチェーンメディアのCoinPostによると、暗号資産アナリストのダークポストは13日、ビットコインのATH未更新期間が間もなく1年に達すると指摘した。
ダークポストが注目したのは、従来の半減期サイクルとは異なる値動きの可能性だ。過去のサイクルでは、半減期後に過去最高値(ATH)更新へ向かう流れが比較的明確だったが、今回はそのパターンに変化が生じつつあるとの見方を示した。
分析にはCryptoQuantとAxel Adler Jrのデータを用いた。これを基に、次回の半減期は2028年4月前後になると予想したという。もっとも、焦点は半減期そのものよりも、市場が次の高値を更新するまでのスピードや間隔が今回のサイクルでどう変わるかにある。
提示されたデータでは、各サイクルで次のATH更新までに要した期間が徐々に短くなっている。2014年から2017年は1180日、2017年から2020年は1094日、2021年から2024年は849日だった。ダークポストは、サイクルを重ねるごとにこの間隔が縮小していると分析した。
このため、今回のサイクルでもATH更新までのペースがさらに速まる可能性があるとの見方が出ている。足元の未更新期間の長さそのものより、次の高値までの到達プロセスが過去サイクルと比べてどのような構造になるかが重要だという。
一方で、分析の限界もある。今回の試算は直近3サイクルのデータに基づくもので、4年周期説が今後も同じ形で続くと断定することはできない。ダークポストも、過去のパターンが今回のサイクルでそのまま繰り返される保証はないとした。
市場では、過去最高値(ATH)更新の遅れが長引いている点と、長期的には次の高値更新までの期間が短縮してきた点の両方を意識する見方が出ている。今後のビットコイン相場では、2028年の半減期見通しに加え、今回のサイクルが過去と同様の構造をたどるかどうかが焦点となりそうだ。