Blizzardは、新作「StarCraft」を従来のリアルタイムストラテジー(RTS)ではなく、オープンワールドシューターとして開発する理由を明らかにした。開発初期から、戦場を上空から俯瞰するのではなく、地上で直接体感する物語を重視してきたという。
14日付のTechRadarによると、「StarCraft」の総括マネージャーを務めるDan Hay氏は、BlizzCon 2026でのインタビューで、新作のジャンル変更は開発チーム内の議論を通じて自然に形作られていったと説明した。物語や主要シーンを構想し、それをビジュアルに落とし込むたび、視点は常に戦場のただ中にいる人物へ寄っていったとも語った。
議論はその後、キャラクターの装備の質感や、それを攻撃する敵、戦闘中に装備が損傷する描写といった具体的なイメージへ広がった。開発チームはアイデアを積み重ねる中で、もはや上空から兵力を指揮するゲームではなく、「ゲームのあらゆる瞬間を地上で感じる」作品を思い描いていると気付いたという。Hay氏は、こうした視点こそが新作で伝えたい物語に最も自然に合致したと強調した。
新作では、オープンワールドならではの探索と発見も重視する。遠くに見える構造物や地形を見つけ、実際にそこへ向かい、歴代「StarCraft」に登場した場所や要素なのかを自ら確かめに行くような体験を想定している。既存ファンに親しまれてきた世界を、新たな距離感と視点で体験してもらう狙いがある。
BlizzardはBlizzCon 2026の開幕式で、新作「StarCraft」をオープンワールドシューターとして正式発表した。発売目標は2030年春。現時点で公開されているのはシネマティック映像のみで、戦闘システムの詳細や、一人称視点か三人称視点か、対応プラットフォームなど、具体的なゲームプレイ情報は明らかにしていない。
RTSの代表作として知られる「StarCraft」が、今後はプレイヤー自身が戦場を駆ける作品へと姿を変えることになる。既存ファンがこのジャンル転換をどう受け止めるかも、今後の焦点となりそうだ。