写真=Adobe

Adobeは14日、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)と連携し、AIを活用したコンテンツ基盤を構築すると発表した。コンテンツの制作、ローカライズ、管理、配信までの一連の工程を効率化し、ファン向け施策の高度化につなげる。

NFLはAdobeとの協業を通じ、大規模なコンテンツ制作からパーソナライズ、配信までの運用を見直す方針。制作やローカライズ、管理、グローバル配信の各プロセスを簡素化し、コンテンツ制作にかかる時間を数日から数分、場合によっては数秒へ短縮する。これにより、ファンとのリアルタイムな接点強化を支援する。

あわせてNFLは、リーグ全体の協業を支える仕組みとして、「ゼロトラスト型の可視性モデル」を導入した。各チームは、NFLが承認した共通アセットと、自チームが保有するコンテンツにのみアクセスできる。他チームの情報とは分離したうえで、知的財産(IP)を保護しながら共通プラットフォーム上で連携できるようにする。32チームはそれぞれの自律性を維持したまま、協業を進められるとしている。

Adobeによると、「Adobe CX Enterprise」は、コンテンツ制作、オーディエンスインテリジェンス、ジャーニー、分析まで、顧客体験全体を支えるアプリケーション、AI、ワークフローを統合する基盤だ。NFLはこれを活用し、幅広いファンエンゲージメント戦略を推進する。各チームや各チャネル、ファンとの接点から得たインサイトを、世界のファンに向けたパーソナライズ体験へつなげる考えだ。

NFLのマーケティング技術・消費者製品部門バイスプレジデント、チ・オグブエヒ氏は「優れたNFLコンテンツを生み出すには、優れたチーム運営と同じく、状況を把握し、学び、素早く対応することが欠かせない」とコメントした。そのうえで、「AdobeのAI基盤によって得られるリアルタイムの可視性は、NFLがそれを実現するための土台になる。目指す姿の実現にさらに近づいた」と述べた。

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