韓国観光公社のキム・ヨンミ観光AI革新本部長(左)と、Nexon Gamesのカン・インス経営総括本部長。11日に業務協約を締結し、記念撮影した。写真=Nexon Games

Nexon Gamesは9月14日、韓国観光公社と新作「Woochi The Wayfarer」の開発支援に向け、11日に業務協約を締結したと発表した。韓国観光公社が保有する自然景観や文化遺産に関する資料を、同作の背景制作に活用する。実在する韓国の風景を基に、朝鮮ファンタジーの世界観を構築する狙いだ。

協約に基づき、韓国観光公社は韓国国内の自然景観や文化遺産などを収めた画像約7万点、映像1000点超をNexon Gamesに提供する。資料にはドローン映像のほか、民間では確保しにくい遺跡や、韓国固有の地形・風景を複数の視点から記録したコンテンツが含まれる。

Nexon Gamesは、これらの資料を自社の現地調査で収集したデータと組み合わせ、ゲームの背景やグラフィックリソース制作に活用する方針だ。実在する風景をベースに、作品の設定やアート方針に合わせて再構成し、朝鮮ファンタジーの世界観に即した背景表現を作り込むとしている。

「Woochi The Wayfarer」は、Nexon Gamesのロアボルトスタジオが開発中のAAA級シングルプレーアクションアドベンチャーゲーム。韓国古典小説「田禹治伝」をモチーフにしたオリジナルストーリーで、道士の田禹治が道術を駆使して妖怪と対峙する姿を描く。

両社の協力は開発支援にとどまらない見通しだ。今後は、ゲームの発売や事業展開の時期に合わせ、観光プロモーションとの連動も検討する。

Nexon Gamesのカン・インス経営総括本部長は、韓国観光公社が保有するデータを「Woochi The Wayfarer」の開発に活用できるようになったとした上で、協業を通じてゲーム内における韓国的な背景表現の完成度を高めたいとコメントした。

韓国観光公社のキム・ヨンミ観光AI革新本部長は、ゲームを通じて海外ユーザーに韓国の自然と文化を広く伝えられるとの見方を示した。その上で、「Woochi The Wayfarer」に実装される韓国の風景が、訪韓への関心喚起につながることに期待していると述べた。

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