AppleがiPhone向けのゲームコントローラーを開発しているとの見方が浮上した。macOS 26.7 RCのコードから関連プロファイルが見つかっており、製品化された場合はAppleではなくBeatsブランドで投入されるとの見方も出ている。
9月13日付の9to5Macなどによると、Bloombergのマーク・ガーマン氏は、Appleが1年以上にわたりiPhone向けゲームコントローラーの開発を進めてきたと報じた。プロジェクトはBeatsの経営陣が主導しているという。
先にmacOS 26.7 RCのコードからは、T6502とT1057という2機種のゲームコントローラーのプロファイルが確認された。方向パッド(Dパッド)、デュアルアナログスティック、ショルダーボタン、アナログトリガー、ホームボタン、メニューボタンなど、標準的なボタン構成を備えるとみられる。
コード上ではハプティクス対応もうかがえる。T1057については、加速度センサーとジャイロスコープをサポートする可能性も示された。一方、実際の製品デザインは明らかになっていない。
ガーマン氏は、この製品がBeatsブランドで投入される可能性があると指摘した。AppleはすでにApple StoreでBackbone OneやSteelSeries Nimbus+といった他社製ゲームコントローラーを販売しているが、自社製品を投入すればiPhone向けゲームコントローラー市場に直接参入することになる。
Beatsブランドを使えば、価格面で差別化しやすいとの見方もある。BeatsのアクセサリーはAppleブランド製品より比較的手ごろな価格帯を狙うケースが多く、ゲームコントローラーでもコストを抑えた素材やデザインを採用する可能性があるという。デザインやカルチャー面で、ゲームユーザー層とBeatsの購買層に接点があることも背景として挙げられている。
現在、Apple製デバイスでは、Appleの公式ライセンスプログラムであるMFi認証を受けたゲームコントローラーが利用できるほか、PlayStationのDualShockやXbox Wireless Controllerなど既存のコンソール向けコントローラーも接続できる。Appleが自社コントローラーを投入すれば、自社デバイス向けに最適化したゲーム体験を自ら設計しやすくなる。
影響はiPhoneにとどまらない可能性がある。Apple TV 4Kでのゲーム利用を後押しし、iOSやMacで展開されるAAA級タイトルのユーザー層拡大につながるとの見方も出ている。
もっとも、実際に製品化されるかどうかや投入時期はなお不透明だ。macOSのコード上で関連機器の存在が確認された一方、その後コードは削除されたとされており、現時点で発売時期まで見通すのは難しい。