CircleのEU戦略・政策担当シニアディレクター、パトリック・ハンセン氏。写真は同氏のXアカウントより。

CircleのEU戦略・政策担当シニアディレクター、パトリック・ハンセン氏は、時価総額ベースの世界上位50のステーブルコインのうち、欧州連合(EU)の暗号資産規制「MiCA」に準拠しているのはUSDC、USDG、EURCの3銘柄のみだと明らかにした。

USDCとEURCは、Circleが発行するそれぞれ米ドル連動型、ユーロ連動型のステーブルコイン。USDGは、KrakenやRobinhood、Galaxy Digitalなどが参加する「Global Dollar Network(GDN)」に関連するステーブルコインで、発行はPaxosが担う。

ハンセン氏によると、EU域内では21社の発行体がMiCA準拠の電子マネートークン(EMT)を約35種類発行している。一方、世界の時価総額上位50のステーブルコインでMiCA準拠に該当するのは、前述の3銘柄にとどまるという。

同氏は今後のMiCAの見直しに向け、規制枠組みの競争力を高めるとともに、国際的な規制協調を強化すべきだと主張した。

その上で、EUを基盤とするEMTが越境決済やトークン化された貿易の拡大を後押しできるようにする必要があると指摘した。あわせて、EU域外で規制に準拠するステーブルコインを認定する手続きも整備し、より多くのグローバルなステーブルコイン関連活動をMiCAの監督下に取り込むべきだとの考えを示した。

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