画像=BNB ChainのWebサイト

BNB Chainは8月1日、社内チュートリアル用に作成したウォレットを不正利用し、新たなミームコイン「Asteroid Shiba(ASTEROID)」を発行して利益を得た疑いがある元社員に対し、法的措置を講じる方針を明らかにした。The Blockが同日、報じた。

BNB ChainはX(旧Twitter)への投稿で、当該人物が動画チュートリアル用ウォレットのシードフレーズへのアクセス権を不正に保持していたと説明した。この人物はすでに退職しており、同社は法的対応を進めるとともに、関係当局と連携しているという。

Binanceの創業者で前CEOのチャオ・チャンポン(CZ)氏は、この元社員の行為を詐欺的だと非難し、利用者に対して安全面での注意を呼びかけた。

問題のウォレットはもともと、2025年2月に公開されたBNB Chainの動画チュートリアルで、テストトークン「TST」を発行するために使われたものだった。チュートリアル内でトークン名が一時的に露出し、その後にチャオ氏が関連投稿を行ったことで、TSTには投機的な取引が集中したとされる。

BinanceとBNB Chainは、いずれもTSTを公式に支持した事実はないとして関与を否定したが、それでも同トークンの時価総額は5000万ドル(約75億円)を超えた。

今回このチュートリアル用ウォレットから発行されたトークンは、既存の同名プロジェクト「Asteroid Shiba」を模倣したものとみられる。既存プロジェクト側はXへの投稿で、新たなトークンは同じ報酬モデルを用いて発行された模倣トークンであり、元社員のウォレットから発行されたトークンとは無関係だと説明した。

BNB Chainは、どのような法的措置を、どの法域で講じるかについては明らかにしていない。

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