EcoPro BMは31日、2026年4〜6月期の連結決算を発表した。売上高は5767億ウォンで前年同期比26.0%減、営業利益は180億ウォンで同63.2%減だった。欧米のEV需要減速を受け、関連出荷の減少が業績に響いた。
前四半期比でも、売上高は4.7%減、営業利益は14.0%減となった。最終損益は45億ウォンの赤字となり、前年同期の黒字から赤字に転落した。
2026年上期累計の売上高は1兆1820億ウォンで前年同期比16.1%減、営業利益は389億ウォンで同24.0%減だった。
EV向けが低調だった半面、非EV分野は業績を一部下支えした。AI向け半導体の生産設備増強や、東南アジアでの電動自転車の買い替え需要拡大を背景に、電動工具や電動自転車などパワーアプリケーション向けの出荷は前四半期比28%増えた。
同社は、ハンガリー工場が本格量産に入ったことを踏まえ、下期は欧州域内の規制対応需要の取り込みを進める方針だ。AIデータセンター建設の拡大に伴い、正極材の供給拡大も進めるとしている。
中長期のコスト競争力確保に向けては、インドネシアのBNSI製錬所への投資を進めている。ニッケルなど主要鉱物の内製化を進めることで、原材料市況の変動への対応力を高める狙いだ。BNSI製錬所は2027年4〜6月期の稼働開始を目指しており、稼働後はニッケル生産による収益寄与が本格化し、収益性の改善を後押しすると見込む。
キム・ジャンウ代表は「電気自動車市場の一時的な需要鈍化と外部環境の不確実性が続く中でも、AIデータセンターなど新たな需要先の拡大と収益性重視の体質改善によって、黒字基調を維持できた」とコメントした。その上で「グループとしてインドネシアBNSI製錬所への投資とハンガリー工場の量産立ち上げを主導し、中長期的に市場変動に左右されない強固な事業基盤を築く」と述べた。