写真=Reve AI(バイナンス創業者のチャンポン・ジャオ氏〈CZ〉)

バイナンス創業者のチャンポン・ジャオ氏(CZ)は、暗号資産投資におけるDCA(ドル・コスト平均法)の重要性を改めて訴えた。長期で資産形成を目指す投資家にとって有効な手法だとする一方、相場環境によっては一括投資に見劣りする可能性もある。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、同氏は26日(現地時間)、長期投資家にとってDCAの理解は欠かせないとの考えを示した。

同氏はフォロワーに向けて、「DCAを知らないなら検索した方がいい。基本的な金融用語をいくつか知らなければ金持ちにはなれない」と投稿した。強気相場と弱気相場のどちらで市場に入るべきかを巡る議論が続く中での発言とされる。

DCAは、価格水準にかかわらず一定額を定期的に投じる投資手法だ。毎週や毎月など決まった間隔で同額を買い付けるため、価格が下がれば多く買え、価格が上がれば購入量は少なくなる。

例えば、ビットコインに毎月500ドルを投じる場合、価格が10万ドルから5万ドルに下落すれば、同じ500ドルでも購入できる数量は2倍になる。

チャンポン・ジャオ氏は数年にわたりDCAを支持してきた。2023年にも「安く買って高く売りたいなら、市場が低迷している時でも買えるべきだ」との趣旨の発言をしている。

また、ビットコインの継続的な買い増しを重視する声に対しても、「DCAは機能する」「DCAが勝つ」と反応したことがあるという。

暗号資産市場でDCAが注目される背景には、投資家の心理的負担を和らげやすい点がある。強気相場では過度に楽観的になりやすく、急落局面では逆に強い恐怖が広がりやすい。

こうした感情に振り回されると、価格が大きく上昇した後に買い、急落後に売るといった行動につながりやすい。あらかじめ決めたタイミングで機械的に買い付けるDCAは、こうした判断ミスを抑える手法として知られる。

もっとも、DCAは万能ではない。一度に大きな資金を投入するタイミングリスクは抑えられるが、損失リスクそのものをなくせるわけではない。

特に強い上昇相場が続く局面では、当初に一括で投資した場合よりリターンが低くなる可能性がある。投資対象の選択を誤れば、定期買いだけでリスクを回避することもできない。

加えて、DCAは仕組み自体は単純でも、同じルールを数年にわたって守り続けるには規律が求められる。

それでも、ビットコインなど主要な暗号資産に長期で適用した場合、市場のタイミングを狙うより継続的な買い付けを重視する戦略として関心は根強い。

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