ビットコイン 写真=Shutterstock

ビットコインの長期保有者による売り圧力が、2026年2Qに入って鈍化したことが分かった。長期間動いていなかったコインの移動量は2022年3Q以来の低水準に落ち込み、長期保有分の市場流入を示す「コインデイズ・ディストロイド」もあわせて低下した。

ブロックチェーンメディアのCointelegraphが26日付で報じたとされる。Galaxy Digitalで全社リサーチ責任者を務めるアレックス・ソンが公表したデータによると、長期休眠コインが再び動いた量は大きく減少した。

市場では、この指標を長期保有者の利益確定や売り圧力を測るシグナルとみている。あわせて示されたコインデイズ・ディストロイドも同じ方向を示した。古いコインほど重み付けが大きい指標で、長期保有分が実際に市場へ放出されているかを見極める際に使われる。

2Qにこの指標も低下したことについて、市場では長期保有者による市場への放出が全般に弱まったことを示すとの見方が出ている。

アレックス・ソンは、これに先立って指標が急騰した局面について、初期保有者の利益確定売りが背景にあったと指摘した。こうした売りによって休眠コインの移動が増え、2017年のビットコイン強気相場と似たパターンが見られたという。

その後は流れが変わった。アレックス・ソンは、2024年と2025年に大規模な市場放出が進んだ後、長期保有者の売りが鈍った可能性があるとの見方を示した。足元の指標低下は、長期保有者が保有を継続し、当面はコインを市場に出していないサインと解釈できる。

休眠コインの移動は、長期間手つかずだったビットコインが再び動いた際に捉えられる。この指標が上昇すれば、長期保有者が利益確定に動いたり、市場への売り物が増えたりしている可能性が高まる。逆に活動が落ち着けば、売却より保有継続を選んでいる公算が大きい。

市場参加者がこの指標を注視するのも、需給構造の変化を映しやすいためだ。長期保有者の動向は短期的な価格変動以上に市場心理へ影響しやすく、とりわけ古いビットコインの移動は、規模以上に売り圧力への警戒感を強める要因になり得る。

今回の指標変化について、アレックス・ソンは「2Qの休眠コイン移動量は2022年3Q以来の低水準で、2024年と2025年の高水準から大きく低下した」と説明している。

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