画像=Krafton

Kraftonは10月8日、ソウル大学とゲームおよびロボット分野向けのワールドモデルを3年間にわたり共同研究すると発表した。長尺動画生成時の整合性維持や動作データの活用、空間情報に基づく判断能力の検証などに取り組む。

同日、Kraftonはソウル大学大学院の協同課程(人工知能専攻)と共同研究の発足式を開催し、研究テーマと参加する研究陣を公表した。

ワールドモデルは、AIが現在の状況を理解し、特定の行動に応じて周辺環境がどのように変化するかを予測・シミュレーションする技術だ。今回の共同研究では、ゲーム内の仮想環境とロボットが稼働する現実環境に共通して求められる予測・判断技術の高度化を目指す。

研究は、ソウル大学の教授陣が担う3つの研究課題と、共同研究センターの運営を軸に進める。

1つ目の課題では、AIが長時間の映像を生成する際に、空間や物体の形状の一貫性を維持する技術を研究する。あわせて、ゲーム内の動作データを活用し、人と周辺物体の動きを自然に連続させる技術も扱う。

2つ目の課題では、仮想シーンを用いて、AIが通路の幅や物体までの距離といった空間情報を判断材料として活用できるかを検証する。各課題の成果を評価するためのベンチマークも構築する予定だ。

両者は共同研究センターを通じて、成果共有会の開催や学生インターンシップの実施、新たな研究課題の発掘も進める。Kraftonはこれを基盤に、AI研究者との連携を広げ、関連人材の確保にもつなげる考えだ。

今回の取り組みは、Kraftonとソウル大学が昨年11月に締結した産学協力協約を具体化するものだ。同協約には、共同研究や人材交流、学生インターンシップ、大学院内での企業研究センター設置の推進などが盛り込まれていた。両者は、科学技術情報通信部の「AIスターフェローシップ支援」事業を通じても共同研究を進めてきた。

Kraftonのイ・ガンウク最高AI責任者(CAIO)は「ゲームを通じて蓄積してきたシミュレーションと仮想世界構築の知見をワールドモデル研究に生かし、研究成果をゲームとロボティクスの領域へ広げていく」とコメントした。

ソウル大学のカン・ユ教授は「ゲームとロボット分野をまたぐワールドモデル研究を共同で進め、学生が研究に参加できる機会も広げていきたい」と述べた。

Kraftonは昨年、米国にロボティクス研究法人「ルードー・ロボティクス」を設立し、今年2月には韓国法人も設立した。

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