レイヤー1ブロックチェーンのSuiは10月8日、Samsung Walletのステーブルコイン対応を支えるブロックチェーン基盤に採用されたと発表した。Galaxy端末のユーザーは今後、Samsung Wallet上でSuiネイティブUSDCを無料、またはごく低い手数料で直接送受信できるようになる。
SamsungとSuiは、日常的に使うウォレットにステーブルコイン送金機能を組み込み、国際送金をメッセージ送信並みに手軽にすることを目指す。
Suiによると、このサービスはまず米国で試験運用を開始し、その後グローバル展開する計画だ。対象地域のユーザーは、決済や身分証、チケット、デジタルキーの管理に使ってきたSamsung Walletで、Suiベースのステーブルコインも送受信できるようになる。
Suiの開発を主導するMysten Labsの共同創業者兼最高製品責任者(CPO)、アデニイ・アビオドゥン氏は、「ステーブルコインは、ドルを数秒で世界中に送れることを示した。次の課題は、人々が日常的に使うサービスでも同じ体験を実現することだ」とコメントした。さらに、「Samsung Walletによって、世界中の人々がSuiベースのUSDCを利用できるようになる。Suiは、こうした経済活動を24時間、無料で円滑に支えるインフラを提供する」と述べた。
Samsung ElectronicsのMX(Mobile eXperience)事業部でデジタルウォレットチーム長を務めるチェ・ウォンチョル副社長は、「Samsung Walletは、有用なサービスを簡単かつ直感的に使えるようにすることを重視している」と説明。「ステーブルコインには、世界に向けてより速く簡単に送金できる大きな可能性がある。Galaxyユーザーが、従来の複雑な暗号資産向けツールを使わずに、こうした利点を享受できるようにする」と述べた。