AppleがiOS 27.2を10月中に配信する可能性が高まっている。既存iPhone向けにはiOS 27.1を提供せず、iOS 27.2へ直接更新するシナリオが有力になってきた。
米ITメディアの9to5Macは7日(米国時間)、Appleが数週間前からiOS 27.2のベータテストを進めていると報じた。
背景にあるのは、新型「iPhone Duo」の投入だ。Appleは10月23日、iOS 27.1を搭載したiPhone Duoを発売する予定とされる。一方、既存iPhoneには同バージョンを配信せず、iOS 27.2へ直接移行させる可能性が高いという。
AppleがiOS 27.1を実質的にiPhone Duo向けとして扱う理由についても、見方が出ている。ベータ版の段階でiPhone Duoのソフトウェア体験を外部に先行して見せないためだ。9to5Macは、Appleが関連する詳細を伏せておきたい意向だと伝えた。そのため、通常のx.2アップデートより早い段階からiOS 27.2のテストを始めた可能性がある。
iOS 27.2の10月配信を示す材料としては、SiriのAI機能における対応言語の拡大もある。Appleは先月のiOS 27公開時、Siri AIが翌月にフランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語へ対応すると説明していた。これらの言語対応がiOS 27.2に含まれるとみられることから、配信時期は10月になる公算が大きい。
配信時期は10月下旬が有力視されている。Appleは大型OS公開後、最初の機能アップデートを例年10月末に投入しており、今回も同様の流れになるとみられる。現時点では、10月26日を含む週が有力候補として挙がっている。
もっとも、iOS 27.2が前倒しで配信される可能性も残る。来週発表される新ハードウェアの一部がiOS 27.2を標準搭載して出荷される場合、日程が早まる可能性があるためだ。一方で、あわせて言及されているホーム製品群は即時出荷にならない可能性が高いという。初回注文分の配送は10月最終週になる可能性があり、この時期にtvOS 27.2とHomePod 27.2も同時配信されるとの見方が出ている。
iOS 27.2では新機能の追加も見込まれている。Apple TVアプリのユーザープロファイル、グループFaceTime向けのデュアルキャプチャ、メッセージの新たな提案機能、Apple Podcastsの「Up Next」刷新、Apple Booksのデザイン更新などが準備中とされる。
ただ、今回のアップデートで注目されるのは新機能の数そのものより、配信戦略だ。iPhone DuoにはiOS 27.1を先行適用し、既存ユーザー向けの機能改善はiOS 27.2にまとめて提供することで、製品投入とOS公開のタイミングを切り分ける狙いがうかがえる。
このため、既存iPhoneユーザーが新機能を利用できる時期は、iOS 27.2の配信日に左右されることになる。Siri AIの対応言語拡大も含まれる見通しで、10月末の配信日程に注目が集まりそうだ。